KitaKita Lab(所在地:北海道札幌市)は、北海道在住の20〜50代の男女を対象に、「北海道の商業施設におけるワークショップ・体験イベントの需要」に関する調査を行いました。
大型商業施設は、買い物や飲食だけでなく、家族や友人と休日を過ごす身近な場所の一つでもあります。
近年は、商品やサービスそのものだけでなく、そこで得られる「体験」にも注目が集まっており、商業施設においてもさまざまなワークショップ・体験イベントが開催されています。
では、身近な商業施設でワークショップ・体験イベントが開催されたら、実際にどの程度の方が参加したいと思うのでしょうか。
参加率は子どもの有無によって差があることが判明!未参加の理由は「興味のなさ」と「認知不足」が上位に
はじめに、「過去1年間に、材料や道具を使って自分で何かを作るワークショップ・体験イベントに参加したか」と尋ねたところ、子どもがいる方といない方で以下のような回答結果になりました。

■子どもがいる方
『商業施設で開催されたものに参加した(28.0%)』
『商業施設以外で開催されたものに参加した(10.9%)』
『商業施設と商業施設以外の両方で開催されたものに参加した(4.2%)』
『参加していない(56.9%)』
■子どもがいない方
『商業施設で開催されたものに参加した(5.6%)』
『商業施設以外で開催されたものに参加した(3.2%)』
『商業施設と商業施設以外の両方で開催されたものに参加した(1.4%)』
『参加していない(89.8%)』
子どもがいる方は、休日の外出先として商業施設を利用する機会が多く、買い物などのついでに施設内で開催されているイベントへ気軽に参加するケースが多いと考えられます。
対照的に、子どもがいない方は自ら能動的に参加する機会が少なく、イベント参加へのハードルが比較的高い状況にあると推察されます。
では、イベントに参加しなかった背景にはどのような理由があるのでしょうか。

前の質問で『参加していない』と回答した方に、「過去1年間に材料や道具を使って自分で何かを作るワークショップ・体験イベントに参加しなかった理由」を尋ねたところ、『作品作り自体に興味がなかった(55.6%)』と回答した方が最も多く、『開催されていることを知らなかった(24.0%)』『身近な場所で開催されていなかった(12.9%)』となりました。
参加しなかった理由として「作品作り自体への興味のなさ」が半数以上を占める結果となりました。
一方で、『開催されていることを知らなかった』『身近な場所で開催されていなかった』も上位になり、事前の周知不足や会場へのアクセスの悪さが参加の障壁になっている状況がうかがえます。
日常生活で使える「実用的な作品」に高い関心!季節を問わない開催ニーズと「クリスマス」の根強い人気
未参加の背景にはさまざまな課題があることがわかりましたが、思わず参加したくなる魅力的なコンテンツとは一体どのようなものなのでしょうか。

前の質問で『作品作り自体に興味がなかった』と回答した方以外に、「どのような作品を作るワークショップ・体験イベントに興味があるか」と尋ねたところ、『日常生活で使える・身につけられる作品(37.6%)』と回答した方が最も多く、『自宅に飾れる作品(31.1%)』『北海道産・地域の素材を使った作品(22.7%)』となりました。
作って終わりではなく、その後の生活の中で実際に活用できる「実用性」が最も重視されていることが明らかになりました。
また、『自宅に飾れる作品』も多く見られ、自分の空間を彩るインテリアとしての需要も高い傾向を示しています。
さらに、『北海道産・地域の素材を使った作品』も約2割となり、地元ならではの素材に触れる体験や、その土地特有の付加価値を求めている方が一定数いることがわかりました。
では、それらの体験を楽しむ時期やイベントテーマについてはどうでしょうか。
「ワークショップや体験イベントに参加するとしたら、魅力を感じる季節・イベントのテーマ」について尋ねたところ、『季節のイベントには関係なく参加したい(34.4%)』と回答した方が最も多く、『クリスマス(24.5%)』『ハロウィン(15.7%)』となりました。
年間を通じて参加意欲を持つ方が約3割いる一方で、特定の季節イベントの中では『クリスマス』や『ハロウィン』が人気を集めています。
装飾品やギフトなど、手作りの温かみがマッチしやすいテーマであることが影響していると考えられます。
子どもがいる方の約6割が参加に前向き!求められるのは「30分以内・1,000円台」
ここからは、イベントの舞台となる商業施設への関わり方についてうかがいました。
「ショッピングモールや大型商業施設に、買い物や飲食、娯楽などを目的にどの程度の頻度で訪れるか」と尋ねたところ、子どもがいる方といない方で以下のような回答結果になりました。

子どもがいる方では、『週1回程度』や『月1回程度』『月2〜3回程度』訪れる割合が高く、日常の買い物や休日のお出かけ先として商業施設が頻繁に利用されている実態がうかがえます。
対照的に、子どもがいない方では『月1回程度』や『月2〜3回程度』『週1回程度』という回答が一定数見られたものの、『年に1回以下』が約3割を占めており、訪れる機会自体が限られている状況が示されました。
この訪問頻度の差は、施設内で体験イベントを開催する際の「情報の届きやすさ」や「ターゲット設定」を考える上で、非常に重要な前提条件になると考えられます。
では、ワークショップなどの体験施策が実施された場合、参加意向を示す方はどの程度いるのでしょうか。
「商業施設で、材料や道具を使って作品を作るワークショップ・体験イベントが開催されていた場合、内容や条件が自分に合えば参加したいと思うか」と尋ねたところ、「積極的に参加したいと思う」「やや参加したいと思う」と回答した人は、全体で41.7%となりました。
さらに、子どもの有無別に見ると、以下のような回答結果となりました。

■子どもがいる方
『積極的に参加したいと思う(20.6%)』
『やや参加したいと思う(44.7%)』
■子どもがいない方
『積極的に参加したいと思う(6.0%)』
『やや参加したいと思う(25.4%)』
子どもがいる方では、全体の6割以上が参加に対してポジティブな姿勢を示しており、買い物や娯楽に加えて「体験価値」を求めるニーズが高いことが読み取れます。
これに対し、子どもがいない方の参加意向は約3割にとどまり、参加へのハードルが比較的高い実態がうかがえます。
そのような中、実際に参加する際は誰と一緒に参加したいと考えているのでしょうか。
ここからは、前の質問で『積極的に参加したいと思う』『やや参加したいと思う』と回答した方にうかがいました。
「ワークショップ・体験イベントに参加するとしたら、誰と一緒に参加したいか」と尋ねたところ、子どもがいる方といない方で以下のような回答結果になりました。

子どもの有無によって、誰と体験を共有したいかが大きくわかれる結果となりました。
子どもがいる方は『子ども』が約8割、『配偶者・パートナー』が約6割と上位を占めており、家族での思い出作りや子どもの体験学習を目的として参加を希望する傾向がうかがえます。
対照的に、子どもがいない方は『一人』が約6割、次いで『配偶者・パートナー』『友人』と続いており、自身の趣味やリフレッシュのために集中して取り組む時間や、親しい大人同士で楽しむ場を求めていると考えられます。
一緒に参加したい相手の傾向がわかりましたが、実際に参加する場合、どの程度の時間であれば気軽に参加できるのでしょうか。
「商業施設でワークショップ・体験イベントに参加するとしたら、どのくらいの時間までであれば参加したいと思うか※『このくらいまでなら参加できる』と思う最大の時間を回答」と尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。

『15分以内(11.7%)』
『16〜30分(37.3%)』
『31〜45分(24.8%)』
『46〜60分(20.8%)』
『61分以上(5.4%)』
長すぎず短すぎない、「16~30分程度」が最も多いようです。
商業施設を訪れる目的はあくまで買い物や食事が中心であり、イベントはそれらの合間に気軽に参加できる規模感が求められているとうかがえます。
1時間を超えるような本格的なものではなく、手軽に達成感を得られるプログラム設計が、参加への心理的ハードルを下げる要因になると考えられます。
時間と並んで重要となる費用感についてはどうでしょうか。
「参加費がいくらくらいまでなら、ワークショップ・体験イベントに参加したいと思うか※材料費を含み、1人につき1作品を作って持ち帰れるワークショップの場合、1人分として参加を検討できる金額を回答」と尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。
『500円未満(16.9%)』
『500〜999円(23.2%)』
『1,000〜1,499円(31.4%)』
『1,500〜1,999円(11.2%)』
『2,000〜2,999円(8.9%)』
『3,000円以上(4.0%)』
『金額はかけたくない(4.4%)』
『1,000〜1,499円』が最も多く、「500円未満〜1,499円」までの手頃な価格帯が参加意向のある方の7割以上を占める結果となりました。
このことから、商業施設で開催されるワークショップ・体験イベントにおいては、高額な費用を伴う本格的な体験よりも、買い物ついでにお小遣い感覚で気軽に参加できる金額設定が求められていることがうかがえます。
ワークショップ目的で訪れたら『前後に買い物や飲食も』が約6割
最後に、「商業施設で開催されるワークショップ・体験イベントについて、あなたの考えに近いもの」を尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。

すべての項目において、半数以上が『とてもそう思う』『ややそう思う』と肯定的な回答を示しました。
特に、約6割が「イベント前後に買い物や飲食もしたい」と回答しており、ワークショップ・体験イベントへの参加をきっかけに、施設内での買い物や飲食にも関心を持つ人が一定数いることがわかりました。
ワークショップ・体験イベントは、単にイベントそのものを楽しむだけでなく、参加前後の買い物や飲食と組み合わせた施設利用につながる可能性があるコンテンツといえそうです。
まとめ:商業施設のワークショップ需要、子どもの有無で参加スタイルに違い 約6割が前後の買い物・飲食も希望
今回の調査で、子どもの有無によって商業施設の利用頻度やワークショップ・体験イベントへの参加意向、参加スタイルに違いがあることが明らかになりました。
商業施設を訪れる頻度について、子どもがいる方は約7割が月に1回以上訪れており、イベントへの参加意向も約6割と前向きな結果となりました。一方、子どもがいない方では約3割が「年に1回以下」と回答し、イベントへの参加意向も約3割にとどまりました。日常的に商業施設を利用する子どもがいる方にとって、ワークショップ・体験イベントは買い物や飲食と合わせて楽しめる身近な体験として、一定のニーズがあることがうかがえます。
また、誰と参加したいかについても、子どもの有無によって傾向が分かれました。子どもがいる方では約8割が「子ども」との参加を希望している一方、子どもがいない方では約6割が「一人」と回答しており、家族で楽しむ体験と、一人で趣味やリフレッシュの時間を楽しむ体験の双方にニーズがあることがわかりました。
一方で、参加しやすい条件には共通した傾向が見られました。所要時間は「16〜30分」、参加費は「1,000〜1,499円」がそれぞれ最多となっており、比較的短時間・手頃な価格で楽しめるワークショップが求められていることがうかがえます。
さらに、約6割が「ワークショップ・体験イベントの前後に買い物や飲食もしたい」と回答しており、イベントそのものだけでなく、参加をきっかけとした施設での過ごし方にも関心が寄せられていることがわかりました。
商業施設においては、ファミリー層には子どもと一緒に楽しめる企画、大人には一人でも参加しやすい企画など、ターゲットごとのニーズに合わせた体験を用意することで、来館時の過ごし方の選択肢を広げられる可能性があります。ワークショップ・体験イベントは、買い物や飲食に加えて「体験」を楽しめる場として、商業施設の新たな利用機会を生み出すコンテンツの一つとして注目されそうです。
北海道の体験イベントなら「KitaKita Lab」
■KitaKita Labについて
私たちは、特別なことができる会社ではありません。
でも、人と人がつながること。
何かを少し進めてみること。
そのきっかけを一緒につくること。
そんなことなら、ちょっとだけ力になれるかもしれません。
【私たちがつくっている流れ】
1.会ってみる
はじまりは、顔を合わせること。人が集まる場を、まちの中につくります。
2.話してみる
進めてみたいことを、言葉にしてみる。それだけで、ちょっと進みます。
3.つくってみる
完成を待たずに、小さく手を動かす。試作から始めます。
4.届けてみる
つくったものを、誰かのところへ。届いた先で、次が生まれます。
5.つづけてみる
ふりかえって、またちょっと。声を数字にして、次に進む人の地図に。
■ワークショップ・イベント
説明よりも、体験を。
ワークショップは、何かを教わる時間である以上に、自分の手でちょっと進めてみる時間だと考えています。
うまくできるかどうかより、手を動かしてみたかどうか。
この場を開いたのは、作家 ikyu。 KitaKita Lab は、企業とのご縁と企画で、その最初の一歩をいっしょに形にしました。
一緒に「ちょっと」進めてみませんか。
大きな一歩じゃなくていい。進めてみたいことがあれば、それで十分です。
・お問い合わせURL:https://www.kitakita-lab.com/contact
■イベント実績
商業施設や公共空間、企業・自治体との連携など、さまざまな場で開催したワークショップイベントの実績をご紹介します。
企画から会場づくり、当日の運営まで、KitaKita Labが一貫して担当しています。
・実績一覧はこちら:https://www.kitakita-lab.com/events
■アリオ札幌 ロフト前でフラワーボトルワークショップを開催しました!

<イベント概要>
「季節の花を選んで、自分だけの一本を。」をテーマに、商業施設アリオ札幌の特設スペースで3日間のフラワーボトルワークショップを開催しました。
ハンドメイドアクセサリーブランド ikyu とともに、KitaKita Labが企画・運営を担当。
どなたでも参加無料で楽しめる体験として実施しました。
3日間で117組・283名のお客様にご参加いただき、235本のフラワーボトルが完成。
初日の土曜は開催時間のほぼすべてでブースが稼働し、「有料でも参加したい」というお声をいただくほどの盛況となりました。
・詳細はこちら:https://www.kitakita-lab.com/events/ario-sapporo-flower-bottle-2026
■KitaKita Lab:https://www.kitakita-lab.com/
■お問い合わせURL:https://www.kitakita-lab.com/contact
調査概要:「北海道の商業施設におけるワークショップ・体験イベントの需要」に関する調査
【調査期間】2026年9月7日(月)〜2026年9月8日(火)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,023人
【調査対象】調査回答時に北海道在住の20〜50代の男女と回答したモニター
【調査元】KitaKita Lab(https://www.kitakita-lab.com/)
【モニター提供元】サクリサ