百合が原公園（札幌市北区百合が原公園、TEL 011-772-3511）緑のセンターで9月21日、展示会「さつき盆栽秋季展」が始まる。

ダリア「折雛（おりびな）」

　「北海道さつき会」が長年栽培してきた作品を展示する展示会。この時期、サツキの花は見られないが、樹形や幹肌、コケや草などを組み合わせて仕立てた盆栽で自然の風景や趣を表現する。同園広報担当の伊藤早織さんによると、盆栽には秋の山野草や紅葉した樹木、実を付けて盆栽も添えられ、「秋だからこそ楽しめる作品が会場にあふれる」という。

　同会場で27日からは「ダリア展～色とりどりのダリアを紹介～」が開かれる。「やまき育種園芸研究所」の協力の下、北海道の大地で生まれたダリアを一堂に集める。会場では花色や花形が多彩で、さまざまな大きさを持つ約200種類のダリアを切り花で展示する。

　屋外では今年160種類以上のダリアを植栽しており、9月から最盛期を迎える。ダリアは一重咲きや八重咲き、ポンポン咲きやカクタス咲きなどの咲き方があり、大きさは3センチほどの極小輪から40センチを超える巨大輪のものまでさまざま。色とりどりのダリアが園内の花壇一面に広がる。

　同園の伊藤早織さんは「屋外花壇で日々豪華に咲くダリアと共に、展示会場でも存在感あふれるそれぞれのダリアをぜひ楽しんでもらえれば」と話す。

　開催時間は8時45分～17時15分。月曜休館。観覧料は、高校生以上＝130円、中学生以下・65歳以上無料。「さつき盆栽秋季展」は今月25日まで、「ダリア展」は10月2日まで。