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札幌のホテルが別海町認定飲食店に-12万頭の牛がいる町と提携

「別海町認定飲食店事業協定書」調印を終えた関係者ら

「別海町認定飲食店事業協定書」調印を終えた関係者ら

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 センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5条西5、TEL 011-221-2121)が3月25日、別海町と「別海町認定飲食店事業協定」を交わす調印式を行った。

レストランに設置された別海町おみやげコーナー

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 別海町は日本一の生乳生産量を誇る乳製品をはじめ、ホタテ、ホッキ、北海シマエビなど食材の宝庫としても知られ、食観光日本一を目指して同町産の食材やまちのPRを目的とした「別海町認定飲食店事業協定制度」を設けている。これまで東京や札幌の飲食店と協定を結んでいるが、ホテルとの締結は全国で初めてだという。

 同ホテルの3レストランとティーラウンジでは3月1日からレストランフェア「ここまで来ると べつ・せ・かい 別海町グルメフェア」を開催中。今回、協定を交わしたことにより同町の「安全でおいしい食材」をフェアなどで期間限定活用するだけでなく、通年提供するためのメニュー開発や同町の食材の新たな販売ルートの拡大などを含めた継続的な協力を行っていく。

 桶川昌幸社長は「当ホテルは創立以来、北海道の地産地消を基本に生産者と消費者の安全と豊かさの架け橋になる経営理念を掲げてきた。この締結で、互いのノウハウを使って北海道の基幹産業の未来に貢献していく」と話す。別海町の水沼猛町長は「ホテルを通じて年間10万人を超える幅広い層にPRできることで、道東や別海町の観光客増加に期待する」と話す。

 グルメフェアでは、別海町の食材を使ったメニューを提供するほか、朝食ビュッフェでは同町監修の「ミルク・バー」を設置。同町のお菓子や土産品の販売も行う。4月30日まで。

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