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北海道・江別に新たな動物保護施設 愛称は「あいにきた」

施設外観

施設外観

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 北海道立動物愛護センター「あいにきた」が4月1日、酪農学園大学敷地内(江別市文京台緑町)にオープンした。

猫用の部屋

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 同施設は、保健所で一定期間収容された犬や猫を引き取り、治療やしつけを施して新たな飼い主へ譲渡するとともに、動物愛護の考え方を広く道民に伝えるための普及啓発を進める施設として設立。獣医学類、獣医保健看護学類を有する酪農学園大学の敷地内にあり、同大学や動物愛護団体などの関係団体と連携し活動する。

 木造平屋建て176平方メートルの敷地には、事務所と飼育舎があり、ドッグランも併設する。同施設によると、動物のサイズや性質に応じて、犬猫合計で最大30頭まで受け入れができるという。高気密・高断熱で太陽光発電・蓄電施設を導入し、環境にも配慮する。建物は、能登半島地震で仮説住宅として活用されたムービングハウスを組み合わせた構造で、災害発生時には飼育舎を切り離して被災地に移送し、犬猫の保護を行う拠点とすることを想定している。

 同施設所長の山中恭史さんは「愛称の『あいにきた』は、動物に『会いに来た』と、愛護センターの『愛』と北海道の『北』の意味が込められている。新しい飼い主を待つ犬や猫に会いに来てほしい」と話す。

 今後は、「あいにきた」を支援するネットワークの構築に取り組み、北海道の動物愛護の取り組みを進めるという。

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