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札幌の菓子卸会社が「北海道」テーマに和菓子開発-「ぬれ甘納豆」2品

「小豆ぬれ甘納豆」(左)と「金時ぬれ甘納豆」(右)

「小豆ぬれ甘納豆」(左)と「金時ぬれ甘納豆」(右)

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 菓子卸会社のナシオ(札幌市西区)が昨年12月21日、同社オリジナルの和菓子「美瑛 小豆ぬれ甘納豆」「美瑛 金時ぬれ甘納豆」を発売した。

手描きのデザインで素朴さをイメージしたという商品パッケージ

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 来年で創業100周年を迎える同社は、道産素材にこだわったオリジナル商品を開発するプロジェクト「daichi 和 sweets」を展開中。「北海道の和菓子文化を浸透させる」ことをきっかけにプロジェクトを始動。「北海道は洋菓子文化の印象が強いが、もっと和菓子もピックアップしたいと思った」と商品製作部シニアマネジャーの藤崎さん。「北海道を代表する和菓子」をコンセプトに、原料、パッケージ、ネーミングなど「北海道」にこだわった商品開発を手がける。

 同商品はプロジェクトの第2弾。前回は、北海道産の素材を使用した「いなか」「かぼちゃ」「じゃがいも」の3種のまんじゅうを販売した。今回の「ぬれ甘納豆」では、美瑛産の小豆と金時のみを使用。「『美瑛』という土地は北海道の人にはもちろん、全国的にも観光地として有名。土地の価値を生かすとともに地域活性化にもつなげたい」と藤崎さん。「表面に砂糖をまぶさないことで糖度も通常より控え目にした」という同商品は、「すっきりとした甘さ」が特徴だという。「通常の甘納豆より水分値が約5%高く、食感も『しっとり・ほくほく』なる。素材自体のうま味を感じてもらいたい」

 開発には北海道の和菓子職人が全面バックアップ。北海道小樽市の甘納豆製造卸会社「木村製菓」の技術を取り入れた。「北海道の職人もピックアップされることで業界も潤ってほしい」とも。商品パッケージも「北海道の素朴さや温かみ」をイメージ。「手描きのデザインにこだわった」という。

 価格は各420円(60グラム2袋入り)。「きたキッチン」「北海道どさんこプラザ札幌店」「キヨスクスーベニア札幌各店」などで販売する。

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