現在開催中の「第65回さっぽろ雪まつり」テレビ塔下・西1丁目会場で、メープルシロップを使ったカナダ・ケベックの料理が提供されている。

帯広産の大豆と自家製メープルベーコンを煮込んだスープ「ピースープ」

　今年で7周年を迎えたメープルシロップ専門店・カフェ「GAGNON（ギャニオン）」（札幌市西区二十四軒4条7、TEL 011-303-5200）による特設店。オーナーのギャニオンさんはケベック出身で、さっぽろ雪まつりと同時期にケベックで開かれる雪の祭典「カンナバールケベック」で提供される料理を「日本の人にも味わってもらいたい」と出店した。

　主なメニューは、「ホットメープル」「ジンジャーメープル」「メープルティー」（以上300円）、「ホットメープルミルク」（350円）、道産の蔵元の酒かすとメープルを合わせた「メープルの甘酒」（400円）や「ホットメープルウイスキー」（500円）などのドリンクのほか、フライドポテトにメープルシュガーとグレービーソース、道産チーズをかけた「プティーン」、帯広産の大豆と自家製メープルベーコンを煮込んだスープ「ピースープ」（以上600円）、揚げパンにミルクジャムとメープルを合わせた「ビーバーテール」、ホットメープルとバナナを合わせた「バナナカクテル」（以上400円）など、ケベック伝統の家庭料理も。

　料理に使うメープルシロップは100％ナチュラルのもので、ギャニオンさん自らケベックに行って味や品質を確かめて買い付けるという。

　期間中の金曜～日曜には、煮詰めたメープルを氷で急速に冷やして食べるケベックの伝統スイーツ「メープルトフィー」（300円）を提供する。

　ギャニオンさんは「カナダ・ケベックの伝統的な食べ物を国際色豊かな雪まつりというイベントで多くの人に紹介できるのは楽しみだった。札幌とケベックは北国同士で共通点がたくさんある。それぞれの国の文化を、食を通して伝えたい」と話す。

　営業時間は11時～21時30分。2月11日まで。