広大なファームエリアで花を楽しむイベント「ファームの花咲くリゾナーレ」が4月28日、「星野リゾート トマム」（北海道占冠村）で始まった。

カラフルな食用の花をトッピングした「花咲くクレープ」（900円）

　「北海道でいち早く花見を楽しんでほしい」という思いの下、2016（平成28）年に「花咲くトマム」という名称で始まった同イベント。花の装飾や花をテーマにした食など、さまざまなプランを提供し、今年で8回目を迎える。

　今年は、ファームエリアの入り口に「花咲くファームガーデン」を新たに用意。地面には満開の花をイメージした最大直径23メートルの大きな花の装飾が一面に広がる。花の周辺では、花飾りを付けたヤギの散歩が見られる時間もある。

　昨年、同イベント限定で展開した「花咲くドッグラン」では、新たに花で装飾したトンネルを設置。地面にはバラの花びらが広がり、トンネルと共に愛犬との写真撮影も楽しめる。花や葉っぱの形をした愛犬用のおやつ「花咲くドッグクッキー（かぼちゃ、紫いも、ビーツ、ブロッコリー）」（各600円、数量限定）も販売する。

　このほか、カラフルな食用の花・エディブルフラワーをトッピングした「花咲くクレープ」（900円）を用意。アスパラガスやサーモン、モッツァレラチーズを使ったクレープと、イチゴやモモ、生クリームを使ったクレープの2種類をそろえる。モッツァレラチーズと生クリームは、同リゾートの「ファーム星野」で生産したものを使っているという。

　総支配人の渡辺巌さんは「牛やヤギ、羊、馬が暮らしている約100ヘクタールのファームエリアで、北海道らしい広大な景色と共に春の訪れを感じてもらいたい」と話す。

　営業時間は10時～16時。ヤギの散歩は10時45分～11時、15時30分～15時45分。宿泊・日帰り客共に利用できる。5月11日まで。