リリース発行企業:医療法人令徳会
医療法人令徳会が運営するユアーズデンタルクリニック(北海道札幌市中央区、理事長:湯口晃弘)は、厚生労働省の地域保健・健康増進事業報告から、市町村が行う歯周疾患検診の実績を分析しました。2024年度(令和6年度)から対象年齢に20歳と30歳が加わり、全国の受診者は437,382人と、前年度の359,554人から21.6%増えました。増えた77,828人のうち75,375人が、新しく対象になった20歳と30歳でした。分析の全文は情報サイト「Save Your Teeth.」(https://save-your-teeth.jp/columns/perio-screening-2024/)で公開しています。

歯周疾患検診の受診者数の推移(全国・2020年度から2024年度)。2024年度から20歳・30歳が対象に
分析の概要
・調査主体:厚生労働省(統計の出典)/分析は医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニック(自社分析)
・調査対象:地域保健・健康増進事業報告(健康増進編)第9表「歯周疾患検診受診者数,都道府県-指定都市・特別区-中核市-その他政令市、性・指導区分、年齢別」(全国・都道府県・指定都市等)
・対象期間:2024年度(令和6年度)の実施分(推移は2020年度から2024年度)
・集計方法:全国と北海道の受診者数を年齢別・指導区分別に抽出し、年度ごとの推移を並べた。割合は受診者数を分母とした
・分析日:2026年10月22日
・出典:厚生労働省「地域保健・健康増進事業報告(健康増進編)」(e-Stat)
背景
歯周疾患検診は、健康増進法にもとづいて市町村が行う検診です。これまで40歳・50歳・60歳・70歳が対象でしたが、2024年度から20歳と30歳が加わりました。厚生労働省は、20〜30代が原則として歯科健診の制度の対象になっていないことを課題として挙げています。
対象が広がった最初の年度に、どれくらいの人が受け、どのような結果だったのかを、全国の集計で確かめました。
主なデータ
2024年度の受診者数(全国)
・合計 437,382人
・20歳 30,100人/30歳 45,275人/40歳 73,655人/50歳 92,044人/60歳 95,114人/70歳 101,194人
受診者数の推移(全国/北海道)
・2020年度 343,155人/6,190人
・2021年度 352,991人/6,990人
・2022年度 365,481人/8,225人
・2023年度 359,554人/8,131人
・2024年度 437,382人/9,380人
2024年度の結果(全国・受診者数に対する割合)
・要精検 280,720人(64.2%)/要指導 108,197人(24.7%)/異常認めず 48,379人(11.1%)
・要精検の割合は、20歳で49.6%、70歳で69.8%

「歯周疾患検診の実績」分析の概要(調査主体・対象・期間・集計方法・分析日・出典・注意)
20歳・30歳が加わった最初の年
2024年度の受診者は前年度より77,828人多く、そのうち75,375人は新しく対象になった20歳と30歳でした。受診者の増加は、ほぼ対象年齢の拡大によるものです。
結果を見ると、受診者の64.2%が精密検査を勧められています。20歳でも49.6%、70歳では69.8%でした。若い年代でも、歯ぐきについて詳しく調べる必要があるとされた人が半数近くいたことになります。
一方で、厚生労働省の資料では、歯周疾患検診の受診率は約5.0%(平成30年度・40歳・50歳・60歳・70歳の推計値)にとどまるとされています。検診を受ける人そのものは、まだ限られています。
この分析について
「要精検」は、検診の結果、精密検査が必要とされた人です。歯周病と確定したことを示すものではありません。
指導区分の3つの合計(437,296人)は受診者数(437,382人)と86人異なります。割合は受診者数を分母として算出しました。
2024年度の集計では、20歳・30歳の受診者数が「-」となっている市町村があります。都道府県や市町村ごとの差には、実施の状況や判定の基準の違いが含まれます。
受診率は厚生労働省の資料に示された推計値(平成30年度・40歳・50歳・60歳・70歳)を引用しました。本分析で独自に受診率を計算したものではありません。
歯周疾患検診は、2026年4月から「歯周病検診」に名称が変わっています(厚生労働省の通知、2026年3月31日付)。本リリースでは、集計の対象である2024年度の名称を用いています。
監修者のコメント
歯周病は、20代や30代のうちは自覚がほとんどないまま進むことがあります。今回の数字で、20歳で検診を受けた人の約半数が精密検査を勧められていたことには、あらためて注目しています。検診の対象が若い世代に広がったことは、気づくきっかけが増えたということです。結果を受け取ったあと、精密検査や相談につなげていただくことが大切だと考えています。(ユアーズデンタルクリニック 院長 湯口晃弘)
出典
・厚生労働省「地域保健・健康増進事業報告(健康増進編)」令和6年度 第9表(e-Stat)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040423542&fileKind=1
・厚生労働省「歯科口腔保健の推進に向けた取組等について」(2025年3月10日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001448480.pdf
※受診者数・指導区分は第9表の値です。2020年度から2023年度は各年度の同じ表の値です。
※本リリースの数値と図は、厚生労働省「地域保健・健康増進事業報告(健康増進編)」を医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックが加工して作成したものです。
監修者について

医療法人令徳会 理事長 ユアーズデンタルクリニック 院長 湯口晃弘(ゆぐち あきひろ)
湯口晃弘(ゆぐち あきひろ)/医療法人令徳会 理事長、ユアーズデンタルクリニック 院長
・2010年〜2015年 石川県金沢市のなぎさ歯科クリニックにて船登彰芳氏に師事
・2015年 ユアーズデンタルクリニック開院(札幌市中央区)
・2022年 米国カリフォルニアのスタディグループ OSCSC にて講演
・2023年 日本臨床歯周病学会 第41回年次大会 新進気鋭セッションに登壇
・日本歯周病学会 認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医
・5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター
・2026年5月 米国歯周病学会の公式誌 Clinical Advances in Periodontics に、筆頭著者として症例報告を発表(DOI: 10.1002/cap.70076)
医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックについて

ユアーズデンタルクリニック
札幌市中央区・大通駅直結の自由診療専門の歯科医院です。2015年開院。歯周外科、歯周組織再生療法、歯肉移植(根面被覆)、インプラント治療、審美歯科を診療科目としています。院長の湯口晃弘は日本歯周病学会認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医、5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター。
医院名:ユアーズデンタルクリニック
運営法人:医療法人令徳会
設立:2015年9月
所在地:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西1-13 ル・トロワ6F(地下鉄大通駅直結)
理事長:湯口 晃弘
診療科目:歯周外科、歯周組織再生療法、インプラント治療、審美歯科(自由診療専門)
ユアーズデンタルクリニック 公式サイト:https://yours-dental.com/
歯科情報メディア Save Your Teeth.:https://save-your-teeth.jp/
本件に関するお問い合わせ
医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニック
電話:011-206-8241
所在地:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西1-13 ル・トロワ6F