ジミー大西さん画業30年記念作品展「POP OUT」が現在、札幌三越（札幌市中央区南1西8）本館10階で開催されている。

多彩な色使いが特徴の作品がずらりと並ぶ

　ジミーさんは、天然キャラクターから繰り出される衝撃的な笑いを武器に数多くの番組で活躍するお笑い芸人。読売テレビの企画「ジミー大西 画壇にデビュー」で絵画を発表し、著名芸術家や専門家からも評価を得ている。

　同展は、ジミーさんの画業30年を振り返る全国巡回展。活動初期のから海外移住期までの作品に加え、未発表の新作シリーズなど数多く展示し、フォトスポットやグッズ販売コーナーも用意する。

　会場では、絵画＝95点、立体作品＝15点、映像作品＝1点の111点を展示。ジミーさんによると、作品は「とにかくキャンバスからはみ出せ」という岡本太郎さんからのアドバイスと、色を重ねていくことを意識して描いているという。

　今回は、時計台やテレビ塔など札幌のシンボルがアートに盛り込まれた札幌オリジナル作品「思い出の故郷 北海道」を同展のために制作。原画の展示と複製版画の販売も行う。同作品を「展示の中で1番のお気に入り」と話すジミーさん。「北海道は好きでプライベートでもよく来ている。札幌限定の作品は、修学旅行の思い出を思い出して描いた」とも。制作は今年5月頃から開始し、3カ月で仕上げたという。

　会場では、同展オリジナルのグッズ販売も行う。「スタッキングマグ」（2,000円）、「クリアファイル」（500円）、「コースター5種セット」（800円）など25種類の商品をそろえる。併せて、9月24日・25日にサイン会を行う。作品集購入者限定で先着200人に整理券を配布するという。開催時間は各日11時～12時30分。

　ジミーさんは「画業30年の記録を見てほしい。外国で描いている作品もあるので、それを見て外国のことを思い出したり、思い出を合わせてみてほしい」と話した。

　開催時間は10時～19時（最終日は17時まで）。入場料は一般・大学生＝800円、高校・中学生＝600円、小学生以下無料。9月25日まで。