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札幌・南平岸にラーメン店「長瀬醤油」-帯広の老舗ラーメン店の味継承

「長瀬醤油」の店内

「長瀬醤油」の店内

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 札幌・南平岸に8月22日、ラーメン店「長瀬醤油」(札幌市豊平区平岸3条13、TEL 011-827-0526)がオープンした。

しょうゆラーメン

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 北海道・帯広で昭和30年代から営業する無化調のしょうゆラーメン専門店「かい」の店主が閉店を予定していることを聞きつけたオーナーの岡田さん。「地域に愛される老舗の味が消えるのはもったいない」という思いから同店店主から味や製法を引き継ぎオープンにこぎ着けた。店名は「かい」の店主・長瀬さんの名前に由来する。

 店舗面積は19坪で、席数はカウンター8席、テーブル6席、小上がり4席の計18席。「毎日でも食べられるような優しいラーメン」をコンセプトに、「『かい』と同じく無化調で油っぽくない味わいにこだわった」という。麺は、札幌の「一柳製麺」(中央区)に特注した細目の縮れ麺で、「あっさりしたスープに絡み、スープを吸収して味を引き立たせるように仕上げた」という。

 主なメニューは「しょうゆ」(700円)、「みそ野菜」(750円)、「シビレみそ」(800円)など。「みそラーメンも帯広の老舗ラーメン店『三平』からレシピを伝授してもらった。同じく無化調で、防腐剤の代わりに酢を使う昔ながらのラーメンで酸味が特徴。『シビレみそ』には中国サンショウを使い刺激を生かすアレンジを加えた」

 そのほか帯広の名産・豚丼各種(しょうゆ=650円、スタミナニンニク=700円、塩レモン=750円、三食味盛り=800円)を用意する。「豚丼の肉は『今までにない新しい豚丼を作りたい』という構想の下、フランス料理のシェフに協力してもらい作り上げた」と岡田さん。「うま味を損なわぬよう冷凍物は使わず、『ウオーターフライヤー』という揚げ物の調理器具を使い油の酸化を抑えて肉を揚げる。衣の食感と中の肉の柔らかさを味わってもらいたい」

 「昼は年配の方、夜は会社帰りのサラリーマンの方が多く、帯広出身の方や帯広に住んでいた人が食べに来てくれることもある」と岡田さん。「地域の人に愛されるとともに札幌の人にも親しんでもらえる一杯を提供したい」とも。

 営業時間は11時~15時、17時~21時。

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