札幌狸小路商店街で8月21日から、はしご酒イベント「NOMIPON!! はしごで狸（タヌキ）を食べ尽くせ！」が始まる。今年で8回目の開催。

昨年のイベント受付の様子

　「狸小路の隠れた魅力を発見しよう」をコンセプトに、狸小路を中心に約60店がイベントに参加する。昨年は1250人を集客し、過去4年間連続で1000人以上が来場している。今年は集客2000人を目指す。

　同イベントの運営は、小樽商科大学（小樽市緑3）の近藤ゼミで設立している学生企業「i-VACS」。2011年に設立した会社で、3年生と4年生の学生28人が総務部、人事部、営業部、企画部、経理部、応報部の6つの部署に分かれ、イベント運営と会社経営を通して実践的ビジネスの知識を学んでいる。4月に株主総会を行い毎年新たな社長を決定している。

　例年日曜から5日間の開催期間を設けていたが、アンケートから週末開催を求める声が多かったため、今年から開催期間を7日間に延長した。初めての試みとして、駅前通りで人通りが多い「座ろうテラス」（狸小路4）に受付を追加設置し、当日チケットの販売も行う。受付では参加者限定のパンフレットを配布するほか、参加店の提供メニューをポスター形式で掲示し、参加客の店選びをサポートする。

　当日は、SNS投稿者やスタンプラリー参加者、アンケート提出者に抽選権を発行。参加店の食事券やクーポン券などの景品を用意する「抽選しないと！！」を行い、エンターテインメント性向上とイベント後のリピーター獲得を狙う。

　広報部の辻野大地さんは「今年はフェイスブックの広告機能を使い、『座ろうテラス』を活用した新たな試みも始めた。狸小路商店街の各店と当社社員が一体となって当日の盛り上げを図る」と意気込む。

　開催時間は17時～23時。チケット料金は、前売り・3枚＝2,300円（当日＝2,500円）、同・4枚＝2,800円（3,000円）、同・5枚＝3,300円（3,500円）。