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「さっぽろ雪まつり」でプロジェクションマッピング-光の芸術に歓声上がる

マッピングの様子

マッピングの様子

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 開催中の「さっぽろ雪まつり」大通西5丁目会場に建てられた、札幌の国指定重要文化財をかたどった大雪像「豊平館(ほうへいかん)」で夜間、プロジェクションマッピングが行われている。

立体的に浮かび上がる豊平館

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 プロジェクションマッピングは、物体の表面に光を当て、凹凸のある立体的な動きや映像的な質感を出す技術。2008年の北京オリンピックで採用され、国内では長崎のハウステンボスや東京駅のイベントとして活用され大きな話題を呼んでいる。同会場のマッピングは、札幌市が「国際芸術祭実行委員会」と共同で進めるプロジェクト「創造都市さっぽろ メディア・アーツ・トライアル」によるもので、自然やアートを生かしたまちづくり、雪まつりの新コンテンツ発信を目的としたもの。

 演出では「豊平館を舞台にシロクマの親子がつむぐ北の大地の物語」をテーマに、北極星や満点の星空、シロクマ親子が奔放に豊平館を動き回る様子、宇宙船に乗って旅をする様子を音楽に乗せ、約5分間映し出す。会場では立体的に表現される光の芸術に歓声が上がり、かわいらしく動き回るシロクマの姿に笑い声も。

 投射する時間は17時~22時の間、15~30分間隔で繰り返し行う。

 豊平館は1880(明治13)年、高級西洋ホテルとして開拓使によって建てられ、1964(昭和39)年に国指定重要文化財となる日本最古の純洋式木造ホテル建築。最初の宿泊客は明治天皇で、以後、要人の宿泊、祝賀会、公会堂、公民館、市民会館として利用されてきた。昨年から耐震補強やバリアフリーなどを含む保存修理工事を行っているため現在は入館できない。2016年にリニューアルオープンする予定。

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