札幌で「キューバ映画祭」-革命の「光と影」伝える12作品上映へ

「キューバ映画祭」恋人たちのハバナ

「キューバ映画祭」恋人たちのハバナ

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 札幌東宝プラザ(札幌市南2条西5)で1月23日~28日、キューバの「名作」を集めた「キューバ映画祭inサッポロ2010」が開催される。

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 同映画祭は、1959年のキューバ革命50周年を記念して同実行委員が昨年初開催。延べ1,300人近くを集客した。

「さっぽろ自由学校『遊』」(南1条西5)の講座で、キューバ映画「イチゴとチョコレート」を観賞し、作品に描かれたキューバ革命の「光と陰」に影響を受けた受講生を中心に実行委員会が結成された。昨年の公開が「好評」だったことから、今年の開催も決まった。

 上映作品は、キューバの歴史と今、革命前後の社会変化、経済危機の中に生きる人々、音楽やスポーツの魅力などさまざまな角度からキューバに触れることができる作品12本を上映する。うち8本は北海道で初上映。1日当たり4~6本を上映する。

 開催中、ジャーナリストの伊藤千尋さんの講演会や、熱帯JAZZ楽団のカルロス菅野さん、森村献さんが中心となったユニットによるライブも予定。映画パンフレットの配布やポスター展示、ポストカードや関連書の販売も行う。

 同実行委員会の都築仁美さんは「近年のキューバは、国際的な医療支援や、無料の教育、有機農業の推進などでも注目を集める国」とし。「映画祭を通し、今の日本が抱える問題を考えるきっかけになれば」と話す。「キューバ映画が映し出す『光と影』を見極め、革命が本来持っていた輝きを知っていただければ」とも。

チケットは、前売り1回券=1,300円(当日1,500円)、前売り3回券=3,000円。札幌東宝プラザ、さっぽろ自由学校「遊」のほか、市内プレイガイドで販売している。

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