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札幌で「モエレ沼芸術花火2016」概要発表 バス&マイカーパックの新設も

昨年の「モエレ沼花火」の様子

昨年の「モエレ沼花火」の様子

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 札幌・東区のモエレ沼公園で開催される花火大会「モエレ沼花火2016」の概要が4月13日に発表された。

尺玉を手に記者発表する関係者ら

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 今年の同イベントの開催日は9月10日。今年は会場東側に芝席を新たに設け、動員数を昨年の1万8000人から2万3000人へ拡大する。これまではシャトルバスやタクシーを利用したアクセスを勧めていたが、今年は抽選で駐車券と芝席がセットになったマイカーパック券や、札幌市全区11カ所および石狩市や江別市から発着する往復バスと芝席がセットになったリムジンバスパック券を新設し、アクセス面での改善を図る。混雑緩和のために、入場開始時間の1時間繰り上げやフードエリアの出店数を31店舗から45店舗へ増加するなどの対策も行う。

 昨年に引き続き、2013年に花火師として「現代の名工」に選ばれた野村花火工業(茨城県)の野村陽一さんが参加。「5号玉の魔術師」と呼ばれるアルプス煙火工業(長野県)の矢沢武彦さん、ゲスト花火師として山内煙火店(山梨県)の花火師が参加し、全国花火競技会で「内閣総理大臣賞」を受賞した3社が集結する。音楽とシンクロした花火演出で日本一と評価される花火プログラマーの大矢亮さんも参加。他にも全国からゲスト花火師が参加を予定する。

 花火は前編と本編の2部構成で、高さ150メートル以下の小型花火を使った多彩な表現に挑む「庭園花火」と、同会場の広さと高低差を生かした立体的な演出と尺玉(10号玉)を40発以上使った「Great Sky Art」で展開。今年は19時30分の花火打ち上げ開始から21時の終演まで連続して花火を打ち上げる。

 野村さんは「今年は光の波紋のように4つの青い光の輪が広がる最新式の花火を披露する。見る人を感動の世界へ引き込むパワーアップした花火を楽しみにしてほしい」と当日の構想を明かす。開催委員長の糸川一也さんは「モエレ沼公園で花火を打ち上げ始めて今年で5年目。イサム・ノグチさんが残してくれた壮大な公園から生まれた新しい芸術文化を世界へ発信し、世界中から愛される花火大会を目指す」と意気込む。

 学生部代表・北海道大学教育学部4年の冨田百合子さんは「学生250人および市民や地元企業で400人のボランティア体制を整え、英語、中国語、韓国語、ロシア語など外国語対応もする。翌日の公園清掃『世界一たのしいゴミ拾い』は1000人を目標に参加者を募集するので参加してほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は、昼の部=11時~15時、夜の部=16時~21時。昼の部は入場無料。夜の部の入場料は芝席・大人=3,564円、小学生=540円、プレミアム席=7,560円。リムジンバスパック・市内発着(市外発着)は大人=6,500円(7,000円)、小学生=3,700円(4,200円)、未就学児=2,000円。マイカーパック・駐車券+芝席4席セット=1万7,496円、同・プレミアム4席セット=3万3,480円。

 現在、リムジンバスパックとマイカーパックの先行抽選販売を行っている。5月8日まで。抽選発表・引き取り期間は同13日~16日。一般販売は5月28日から。問い合わせはNPO法人モエレ沼芸術花火(TEL 011-375-7271)まで。

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