歌手・小沢健二さんの「『我ら、時』展覧会とポップ・アップ・ショップ」が4月20日から、札幌パルコ（札幌市中央区南1西3、TEL 011-214-2111）7階のスペース7で開催される。

「我ら、時」

　小沢さんは、1990年代前半から中期にかけギターポップ、ハウス、ヒップホップなどを取り入れ同時代の新たなJPOPジャンルをけん引したミュージシャン。Flipper's Guitarなどのバンド活動やスチャダラパーとの楽曲「今夜はブギー・バック」でフィーチャリングするなど注目を浴びる。

　同展では、小沢さんの妻でフォトグラファーのエリザベス・コールさんがエチオピアの地下教会やラオスの田園、アマゾンの森林など世界各地で撮影した写真と小沢さんのコンサート「ひふみよ」のライブ写真などを展示。展内は「秘密のトンネルのような暗がり」というイメージの下、照明を落とし、作品にスポットライトを当てる。作品の前に近づくと指向性のスピーカーが反応し、小沢さんがセレクトした写真に合わせた音楽や小沢さんの作品解説のコメントが流れる。

　ポップ・アップ・ショップでは、2010年の「ひふみよ」ライブCD、写真・歌詞カード27枚などが入った作品集「我ら、時」（1万5,000円）、Tシャツ、シフォン･スカーフ（以上4,000円）などを販売。小沢さんのライブ会場で展示されるキツネの面をかぶったマネキンなども設置し、写真撮影もできる。

　同イベント担当の弘田さんは「30～40代の当時からのファンはもちろん、若いアーティストの方にも影響を与える小沢さんの魅力やその系譜をたどりながら楽しんでいただける当展。多くの方に足を運んでいただきたい」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は10時～20時（土曜は20時30分まで、最終日は18時まで、入場は閉場の30分前まで）。入場料は、一般＝500円、学生400円、小学生以下無料（ショップのみの入場不可）。5月7日まで。