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札幌の複合カフェ「ファビュラス」に展示販売空間-道内作家の作品メーンに

「FAbULOUS(ファビュラス)」内の展示販売スペース「hanaagura(ハナアグラ)」を手掛けるAkira Furusumiさん

「FAbULOUS(ファビュラス)」内の展示販売スペース「hanaagura(ハナアグラ)」を手掛けるAkira Furusumiさん

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 札幌・バスセンター近くのファッション・インテリア雑貨・カフェ「FAbULOUS(ファビュラス)」(札幌市中央区南1条東2、TEL 011-271-0310)に11月15日、絵画や雑貨などの展示販売スペース「hanaagura(ハナアグラ)」が期間限定でオープンした。

ファビュラスの外観

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 国籍を問わず世界中からセレクトした新旧の洋服・家具・雑貨などの販売空間と、カフェとして利用できるラウンジを併設する同店。ハナアグラは、札幌で新しい作家を探すことをライフワークとし、道内作家の作品展示販売などを行うAkira Furusumiさんが手掛ける。

 もともと札幌市内で生花店を営んできたFurusumiさんは、豪シドニーでも生花を販売していたという。その後、札幌のファッションビル「4丁目プラザ」(南1条西4)から「オーストラリアの花を販売してほしい」というオファーがあり、同ビルにショップをオープン。しかし立地条件の問題で生花を販売することができず、生花を「華のあるもの」として捉え、自身が好む道内作家の作品展示や販売を行うことにしたという。

 「自分がテーマにした『華』と、札幌でユニークなデザインのオリジナル家具・雑貨を販売する『FURNITURE DESIGN AGRA』(当時=北1西10、現在=南6条東1)のデザイン雑貨も一緒に販売したので店名は『華あぐら』と名付けていた」とFurusumiさん。

 その後、札幌市内のさまざまな場所で道内作家の作品展示販売を行ってきたFurusumiさん。昨年12月まで札幌の商業施設「ノルベサ」(南3条西5)で店舗展開していたが、活動を一時休止。ファビュラスでの展示販売は、Furusumiさんと10年来の仲だという、同店を経営する「ラウンドアップトレーディング」(同)社長の中村健一さんとのつながりが大きかったという。

 展示販売スペースに並べる作品は絵画をメーンに、家具や雑貨など50~60点を用意。道内作家の作品にこだわり、現役の学生作家を中心に15人の作品をそろえる。そのほか、全国のインテリアや雑貨なども販売する。価格は数百円~10万円単位のものまで、さまざま。

 「一般の方だけでなく、ショップに携わる方などいろいろな方が訪れるので、その方たちのニーズに合うように、油絵・水彩画・クレヨン・シルクスクリーンや、『かわいいもの』『かっこいいもの』などを幅広くそろえている」とFurusumiさん。「利用客の8割以上は女性で、年代でいえば20代後半~30代の方が多い。昔と違い、現在はゆっくりと作品を吟味してから購入する方が多いので、まずは作品を見に足を運んでもらいたい」とも。

 ファビュラスの営業時間は11時~21時。ハナアグラの営業時間は12時~20時。ハナアグラのみ火曜定休。来春までの期間限定営業。

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