花の展示会「アザレア展~道内最大級のコレクション~」が2月7日、百合が原緑のセンター(札幌市北区百合が原公園)中温室で始まる。
アザレアは、日本・中国などのツツジがヨーロッパに送られ、冬の室内で観賞する鉢花向きに品種改良されたというツツジ科ツツジ属の植物。同園管理事務所の伊藤早織さんによると、花は真紅からピンク、白、紫などの明るい色合いが多く、形もバラのような八重咲きやフリル状に波打つものなどがあるため、一鉢でも華やいだ雰囲気が広がるという。
同展では、約130品種200鉢以上の大小さまざまなアザレアを一鉢一鉢重なり合うよう配置して展示する。会場では「朝日」や新潟で作出された白い「越の淡雪(こしのあわゆき)」、新品種「ひろか」「スノーシャイン」などの展示に加え、同園で育てた大株仕立てのものや、20年以上育てている株なども飾るという。
アザレアの育て方や日本や東洋のツツジが西洋で改良された歴史などを解説する掲示も行う。
伊藤さんは「一重咲きも華やかな印象のアザレアだが、八重咲きの大輪の品種も多い。豪華なドレスのフリルのように、花びらが何層にも重なり合う姿を見てほしい」と呼びかける。
開催時間は8時45分~17時15分。月曜休館。入場料は、高校生以上=130円、中学生以下・65歳以上無料。2月26日まで。