札幌グランドホテルのノード43°ザ・ダイニング(北海道札幌市中央区北1西4)で12月1日、「世界のクリスマスケーキが週替わりで楽しめる」フェアが始まった。
同店では、12月限定でランチとディナーともにバイキングを行うほか、定番のチーズケーキやチョコレートケーキと「『世界のクリスマス』をテーマにしたケーキ」を提供するデザートコーナーを設ける。
同コーナーには、毎日並ぶイタリアのドーム型スイーツ「パネトーネ」と、週替わりで世界各国のケーキが並ぶ。内容は、1週目=ドイツで古くから伝わる甘いパンのような「シュトーレン」、2週目=アメリカのパイを食べる習慣にならった「チェリーパイ」、3週目=クリスマスの定番、フランスの「ビュッシュ・ド・ノエル」で、4週目は、ランチ=日本「札幌グランドホテル特製クリスマスケーキ」、ディナー=直径40センチ、6キロもあるイタリアの「パネトーネ」。巨大なパネトーネはイタリアミラノから取り寄せたもの。「コックを20年以上やってきて、これだけ大きいのは初めて見た」と同レストラン料理長伊藤さん。
同フェア開催のきっかけは、ドイツのケーキ「シュトーレン」。このケーキは、クリスマスの4週間前に焼かれ、日曜ごとに一切れずつカットして、食べながらクリスマスを待つという伝統がある。「その伝統からヒントを得て、世界のケーキを週ごとに替えて毎週楽しみながら、クリスマスを待つという発想に至った」と伊藤さん。
ケーキ以外にもクリスマス限定メニュー「海老クリームのパイ包み焼き」「ラクレット」などが並ぶ。4週目は「クリスマスディナーバイキング」で「伊勢海老のテルミドール」「ローストビーフ(カッティングサービス)」など一層豪華な内容となる。
「さまざまな料理や世界各国のケーキを食べてもらって、いろいろな世界の料理を知ってもらい、食べることを楽しんでもらいたい。そうしたことを、このレストランから発信していきれば」(同)とも。
フェア開催時間は、ランチ=11時30分~14時で、ディナー=17時~20時。12月31日まで。金曜・土曜は「予約をおすすめする」(伊藤さん)。