豊栄建設（北海道札幌市北6西11）が運営するショールーム「HOUSING LABO SAPPORO」（札幌市北8西12）が11月22日にオープンし、にぎわいを見せている。

　同社は、本体価格999万円から始まる家づくりの「CHALLENGE 999」や、北海道が生んだ9人の革新者「innovator9」をプロデュースするなど、幅広い活動を行っている。今回オープンした「HOUSING LABO SAPPORO」は、マンションのモデルルームのような規格住宅ではなく、「『1』からお客さんの声を反映させた家づくりをしていきたい」「何かのきっかけで住まいを考えたときに、気軽に入れてイメージを膨らましていただくきっかけができる施設」という思いから、同施設を7つのフロアに分けてさまざまな提案をしている。

　「都会的な家」「温かみのある郊外をイメージするような家」といったコンセプトに基づいてつくられた「コンセプトモデルルームフロア」が2階と3階にある。同社設計部建名さんは「住みたい家というものが、まったく手探りのところから始まる方がいると思う。そういった方が、住みたい家のイメージや好みのテイストを発見する糸口になれば」と話す。「『家を買う』ではなく、『家をつくりましょう』。つくる過程を楽しみ、仕上がりが満足なものになるために提案していきたい」（同社社長付蔦さん）とも。

　同施設内には、「朝昼夜の雰囲気を味わうことができる部屋」「廃材をテーマにしたエコルーム」、実際に家に使用されている素材・設備などを手にとって触れることができる展示フロア、学生やカップルなども気軽に入れるように、500部を超える暮らしにまつわる洋書や雑誌を置く「Salon & Library」も展開、世界の名作いすが展示する「Chairs Gallery」などもある。同ギャラリーは半年に1度、テーマを変えて展示していく予定。今回のテーマは「北欧のいす」

　営業時間は10時～17時。水曜定休。