「アート×コミュニケーション=キース・へリング」展が7月17日から、札幌芸術の森美術館(札幌市南区芸術の森2)で開催される。
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection.
同展は、山梨県小淵沢にある「中村キース・へリング美術館」が所有する、キース・へリングの作品から、絵画や彫刻、ポスターなど約160点を展示する。単純な線で即興的に生み出されたヘリングの描く人物や動物などの作品は、現在もファッションブランドなどがコラボレーションし、注目されている。
へリングは、1980年代のアメリカ美術を代表するアーティスト。31歳の若さでこの世を去ったが、「アートを通じてコミュニケーションしたい」と語り、アートの力で人々を勇気付け社会が抱えるさまざまな問題に立ち向かう活動でも知られる。
同展では、ヘリングの初期の活動を象徴する貴重な「サブウェイ・ドローイング」から展示が始まり、子どもたちのために制作した「赤と青の物語」など、鑑賞者が自由に絵のストーリーを考えることのできる作品も展示される。
主催者は「キース・ヘリングの絵は、誰もが一度は見たことがあるはず。世代問わず楽しめる展覧会なので、ぜひ前売り券を利用して足を運んでほしい」と話す。
開館時間は、9時45分~17時30分(9月は17時まで、入館は閉館の30分前まで)、会期中無休。料金は、一般=1,500円(前売り1,300円)、高校・大学生=800円(同600円)、小・中学生=500円(同300円)。9月26日まで。