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宅配サイト「出前館」が北海道で宅配代行事業開始 すすきの駅周辺から

「出前館」の「シェリングデリバリーサービス」イメージ

「出前館」の「シェリングデリバリーサービス」イメージ

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 宅配ポータルサイト「出前館」を運営する「夢の街創造委員会」(大阪市中央区)が4月15日、札幌市内で「シェアリングデリバリー」を始めた。

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 「シェアリングデリバリー」は、配達機能を持たない飲食店の出前を可能にするサービス。利用者が同サイトで料理を注文すると、店舗側と配達パートナーへ直ちに注文内容が伝達される。店舗は指定時間までに料理を仕上げ、配達パートナーが料理を受け取り、バイクや電動自転車で利用者の指定場所へ料理を届けるシステムになっている。配達機能がなかった店舗が同社が提供するサービスを活用することにより、出前が始められるようになる。

 「朝日新聞ASA」が配達を代行し、「朝日新聞札幌中央販売・ASA円山」(札幌市中央区北4西22)を配達パートナーとして、すすきの駅を中心としたエリアからサービスを開始する。

 広報担当の小宮栞穂里さんは「『出前館』は2019年8月末までに『シェアリングデリバリー』の配達拠点を124拠点(2019年3月末時点)から210拠点に広げることを目標にしている。今回の北海道展開を機に、サービスエリアの拡大を図っていく」と話す。

 現時点で同サービスを導入している札幌市内の店舗は、タピオカと揚げトッポギの店「TOKOLA」(中央区)、スープカレー店「SOUP CURRY KING」(中央区)など10店舗。

 配達パートナーの新聞販売店社長、松尾光雄さんは「新聞配達のエリアはとても細かく、地域に根付いている。この強みを生かして何かできないかと考えていたときに、この話を頂いた」と振り返る。「これまで蓄積した配達ノウハウや、お客さまに真摯(しんし)に向き合う姿勢をサービスに反映し、北海道初の『シェアリングデリバリー』の基盤を作っていきたい」と意欲を見せる。

 同サービスは2017年に始まり、現在は首都圏をはじめ関西・中京・福岡エリアで展開している。同サイト全体では1万8760店以上の加盟店がある(2019年3月末時点)。

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