札幌・中央図書館近くに8月7日、ドリアとオムライスをメーンにしたレストラン「Palatino(パラティーノ)」(札幌市中央区南26条西14、TEL 011-206-6768)がオープンした。
オーナーシェフの阿部さんは19歳から東京でフランス料理の修業を積み、1970年代に東京でブームとなったドリアとオムライスをメーンにした店を起業したいと考え、故郷である北海道で開業した。
店舗面積は35坪で、席数は1階=テーブル17席、オープンテラス=2席、2階=テーブル12席の計31席。以前は古民家だったという同店は、内装を大幅にリフォームし、1階をシック、2階をモダンな内装に仕上げた。外装は白を基調に、窓枠などを赤で統一し「全体的にヨーロッパをイメージしている」という。
店名のパラティーノは「ローマの七丘(しちきゅう)」の一つからとったもので、同店の周りに生えているまっすぐに伸びた松の木は、パラティーノの丘を連想させるという。「店名のロゴにもあるように、トレードマークでもある」とも。
主なメニューは、ランチ単品=「斜里 赤豚のスパイシーカレードリア」「牛肉のビーフシチュードリア」などドリア全4種類と、「江別 太田ファーム ゴトウ赤玉鶏のオムライス(キノコクリームソース、ガーリックトマトソース、濃厚デミグラスソース)」(以上1,000円)。ランチセット=ドリア・オムライスに前菜、サラダ、コーヒー・紅茶のセットメニュー(1,300円)。
夜の単品メニューはドリア・オムライス(以上1,300円)のほか、「北海道産北ナホミの生パスタ」(1,200円)のパスタ料理や、「やわらか煮込みショートパスタ添え」(1,800円)の肉料理、「季節野菜の自家製スープ」(600円)などもそろえる。
サイドメニューに「ガーリックトースト」(400円)、「シェフおすすめオードブル3点盛り」(1,200円)などを用意。コーヒー・ウーロン茶などのソフトドリンクやアルコール(400円~)、「牛乳アイスクリーム」(300円)、「お茶プリン」(500円)などのデザートもそろえる。
オムライスは「お客さまにオムレツを開いていただき、その上に3種のソースを選んでかけていただく」。ドリアは「表面はもちろん皿の底まで焼き色をつけ、より香ばしくする」と阿部さん。「お客さまが気取らず、気軽な雰囲気で料理を楽しんでいただきたい」とも。
ターゲットは子どもから高齢者まで幅広く、現在の客層は主婦や家族連れの客が多いという。「オープンから1カ月にもかかわらずリピーターも少なくない」とも。
営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=火曜~木曜=17時~20時(金曜~日曜は22時まで)。月曜・第4火曜定休。