「三角山放送局」がツイッター企画-リスナーの番組参加呼びかける

「フライデー・スピーカーズ」のパーソナリティー中島岳志さん

「フライデー・スピーカーズ」のパーソナリティー中島岳志さん

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 札幌の地域ラジオ局「三角山放送局」(札幌市西区八軒1条西1)は、6月4日に放送する文化情報番組「フライデー・スピーカーズ」でツイッターによるリスナーの番組参加を呼びかけている。

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 同局は3月から、従来のラジオの電波とインターネットでの放送に加え、iPhoneアプリ「コミュニティ for iPhone」を利用した全国への情報発信を開始。5月からはツイッターを取り入れることで、全国のリスナーの「つぶやき」が同局に届くようになった。地域ラジオ局と全国のリスナーとの間で生の情報交換が行えるようになったことが、今回の企画へとつながった。

 同番組は、三角山放送局のほか、演劇やアートの拠点「コンカリーニョ」「レッドベリースタジオ」「ターミナルプラザことにパトス」や、「ソクラテスのカフェ」「カフェはちゃむ」など、地域に根ざした文化の情報発信の拠点が多い札幌市西区から、あらゆる文化情報を伝える3時間の生番組。

 パーソナリティーが週替わりで務める同番組で今回のツイッター企画を行うのは、テレビ朝日の「報道ステーション」などにも出演する北海道大学公共政策大学院准教授の中島岳志さん。毎回さまざまなゲストを迎え、世界の政治・歴史に精通している中島さんならではの視点で「地域」についてのトークを繰り広げている。

 今回、同番組が取り上げるテーマは「古書店ニューウェーブ・ネット時代の古書店を考える」「どうする、どうなる美術館!札幌・芸術の森美術館のこれから」の2つ。テーマに沿った内容で「つぶやく」ことで、リスナーの意見が番組に反映される。パーソナリティー自身の「これを伝えたい」「このことを知ってほしい」という思いが番組の核になっている同局ならではの企画だという。

 同局では今後もツイッターを取り入れた企画を展開し、7月には北海道大学法学部教授・山口二郎さんをゲストに迎え「徹底討論!民主党政権と参議院選挙のゆくえ」をテーマに、リスナーの「つぶやき」を番組に反映させる予定。

 同局の杉澤洋輝社長は「それぞれ、音と文字で自分の思いを伝えるラジオとツイッター。この2つを融合させて、新しい情報発信のスタイルの形成に挑戦したい。リスナーの皆さんにはぜひ番組に参加していただければ」と話す。

 放送時間は16時~19時。同番組への参加は、ハッシュタグ「#sankakuyama」を付けてツイートする。

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