「三角山放送局」パーソナリティー武部未来さんが登山イベント-一般参加呼びかける

三角山登山に挑戦する「三角山放送局」パーソナリティーの武部未来さん

三角山登山に挑戦する「三角山放送局」パーソナリティーの武部未来さん

  • 0

  •  

 札幌の地域ラジオ局「三角山放送局」(札幌市西区八軒1条西1、TEL 011-621-8610)は5月22日、同局の朝の情報番組「三角山モーニング」パーソナリティーの武部未来さんが登山に挑戦するイベント「未来ちゃんと、いっしょにね!三角山登山」を開く。

[広告]

 武部さんは1986(昭和61)年、札幌市生まれ。二分脊椎症(にぶんせきついしょう)で、水頭症(すいとうしょう)とアーノルド・キアリ奇形という合併症を持って生まれた。「自分で歩きたい」という一心で、車いすではなく、装具を付けて自分で立ち、歩いて生活している。家族、友人らの支えと学校の理解により、すべて普通学級に通い、中学・高校卒業後、2カ月間ハワイに滞在し、語学とラジオスタジオで話し方の勉強をしたという。

 2008年12月25日から三角山放送局で自身の番組をスタート。現在は毎週木曜7時~10時の「三角山モーニング」のパーソナリティーを担当している。

 今回の登山イベントは、同番組内で、毎朝行われる三角山山頂からの天候や景色の中継を聴いていた武部さんが「自分も山に登り、山頂からの景色を眺めてみたい」と思い立ったのが発端。足の不自由な武部さんの「三角山に登る」という目標を成し遂げるために、三角山山頂中継担当「山と森の散歩道」の石島忍さんや三角山放送局ほか、さまざまなサポーターの協力の下、今回のイベント実施へとつながった。

 登山に向けて、4月からは「三角山モーニング」内で「山に登ろう!」という番組をスタート。番組では、「地域の住民に三角山を身近に感じてもらおう」と三角山を紹介するほか、山登りのエキスパートがゲスト出演し、登山のアドバイスを行っている。

 「23年間の人生の中で、今回の三角山登山は自分の中で初めての大きなチャレンジになると思う。頂上まで登ることができたら、新しい自分になれるのではないかと思うので頑張りたい」と武部さん。「一緒に登っていただけるリスナーさんに会えるのも楽しみにしている」とも。

 同局は現在、一般参加者を募集している。申し込みは不要。当日は9時30分集合、10時出発。山頂までは2~3時間を予定。参加無料。昼食・ドリンクは各自用意。集合場所は西区三角山「山の手登山口」。雨天中止。

札幌経済新聞VOTE

コンビニでおにぎりを買ったら…

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース