札幌映画サークルは4月23日・24日、狸小路5丁目の「札幌プラザ2・5」(札幌市中央区南2西5)で「平成ガメラ3部作」の爆音上映を行う。
新作「GAMERA」の映像 © GAMERA/KADOKAWA
爆音上映とは、通常の映画用の音響セッティングではなく音楽ライブ用の音響システムを用い、「極限の音域」の中で映画鑑賞する上映会。音響の調整は爆音映画祭ディレクターの樋口泰人さんが担当する。道内の爆音上映はこれまで札幌と新千歳空港で5回開催し、今回が6回目。ガメラ3部作の同時上映および爆音上映は全国でも初めてだという。
上映するのは「ガメラ/大怪獣空中決戦」(1995年)、「ガメラ2/レギオン襲来」(1996年)、「ガメラ3/邪神<イリス>覚醒」(1999年)の3作品。「レギオン襲来」は札幌市が舞台で、札幌市営地下鉄や大通公園、狸小路商店街、ススキノなど札幌市民が見慣れた風景が登場する。同作にはオフィスキューの鈴井貴之さんと映画初出演となる大泉洋さん、安田顕さんも出演している。
今回の上映は、「平成ガメラが好き」という同サークルの矢武兄輔さんが企画した。「昨年はガメラ生誕50周年、平成ガメラ誕生20周年を迎え、今年は『レギオン襲来』公開から20周年でもある。平成ガメラ3部作はファミリー映画ではなく、大人色に仕上がった日本映画。怪獣映画として初めてキネマ旬報ベスト6位、日本SF大賞なども受賞している」と説明。「怪獣のほえる声、悲鳴、ごう音、自衛隊の攻撃音など特撮独特の表現を爆音上映で体感してほしい」と呼び掛ける。
24日の上映後は、ガメラ3部作のほか多くの映画やテレビドラマなど映像作品を監督している金子修介さんのトークショーも行う。
鑑賞料金は1作品1,800円(前売り1,500円)。トークショーは1,000円。各作品とも、23日に入場整理券を配布する。