札幌市教育文化会館(札幌市中央区北1西13)で8月7日、映画「日本一幸せな従業員をつくる!~ホテルアソシア名古屋ターミナルの挑戦~」が上映された。主催は、NPO法人ハートオブミラクル(兵庫県伊丹市千僧、TEL 080-3848-9401)。
今年2月22日に名古屋で初上映された後、全国各地で自主上映が行われている同作品。北海道での上映会は今回が初めて。これまで道内に自主上映者がおらず上映していなかったため、急きょ、同NPO代表兼同作品の監督の岩崎康子さんと副代表の三浦喜美子が上映会を企画した。
たまたま札幌を訪れる予定があった岩崎監督の発案で上映1カ月前に、札幌の知人や友人に連絡をとって会場を確保し、午後と夜に2回上映。当日は合計103人が映画を鑑賞した。
名古屋駅前にあった「ホテルアソシア名古屋ターミナル」が閉鎖するまでの最後の2日間を記録した同作。総支配人の柴田秋雄さんを中心に4期連続の赤字経営から7期連続黒字化した経緯をたどり、ホテルでいきいきと働く従業員やこれまでに起こったエピソードをたどる。
同作は映画を撮るために撮影を始めたのではなく、たまたま名古屋を訪れた同団体のメンバーらが同ホテルに偶然立ち寄ったことが制作のきっかけになったという。
「最初は柴田さんにホテルの記録として映像をプレゼントすることが目的だったが、それで終わりにするのはもったいないと思い、全国の皆さんに見てもらえるように映画にした。映画にしようと思って撮った映像ではないため、よりリアリティーがある」と岩崎監督。「これをきっかけに北海道の皆さんに、自主上映会を企画していただければ」と期待を込める。
自主上映の申し込み・問い合わせは、「ハートオブミラクル」ホームページで受け付けている。