北海道四季劇場グランドオープン-「ライオンキング」公演始まる

ライオンキングのワンシーン ©Disney

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 全国で10館目となる劇団四季専用の「北海道四季劇場」(札幌市中央区大通東1)が3月27日にグランドオープンし、オープニング作品としてライオンキングを公演した。

公演する場所の方言を話すティモンとプンバァ。札幌公演では「なまら」「だべや」などの台詞を話す ©Disney 撮影:荒井健

 約12年ぶりとなる北海道専用劇場。昨年6月から着工し、12月1日に完成。今年1月8日には「開場記念芸術祭」のこけら落とし作品「エビータ」、1月21日に「赤毛のアン」を上演した。

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 グランドオープン作品「ライオンキング」は、「サークル・オブ・ライフ(生命の連環)」をテーマに、生命の営みや親子の絆を描いた作品。アフリカ大陸・サバンナを舞台に、「プライドランド」の王、父ライオンのムファサ、息子のシンバなどが平和に暮らす中、王座を狙う叔父のスカーの手によってムファサが死に追いやられ、息子のシンバは傷心のまま王国を去る。見知らぬ土地で成長したシンバはスカーが王になった後の王国の荒廃を知り対決を決意する。

 舞台演出を手がけたのは舞台芸術家のジュリー・テイモアさん。アフリカンアートに加え日本の文楽や歌舞伎、インドネシアの影絵といったアジアの伝統芸能を融合した「マスク(仮面)」や「パペット(人形)」を使用するといったユーモラスな手法で表現。マスクで俳優の顔を隠すのではなく俳優自身の顔も見せるなどマスクと俳優両方の演技を生かした点などが評価されている。音楽を手がけたのはエルトン・ジョンさん(作曲)とティム・ライスさん(作詞)。音楽界とミュージカル界に名を連ねるアーティストが手がけたことが話題も呼んでいる。

 これまでに世界で14カ国、7,000回を超えるロングランを記録。オープン当日は待ちわびたフアンが会場を埋め尽くした。来場した人たちは「今まで地方まで見に行っていたが、札幌に劇場ができて本当にうれしい。ロングラン公演でこれからも気軽に見に行くことができる。ライオンキング以外の作品も楽しみにしている」、「初めてミュージカルを見る。劇団四季やライオンキングという名前は有名だが、なかなか見る機会も無く、ようやく見ることができて楽しみ。北海道にも演劇やミュージカルなどの文化が根付くきっかけになると思う」など、同作品とともに今後の劇団四季への活動にも期待が寄せられた。

 札幌公演の主人公「シンバ」とヒロイン「ナラ」の幼少時代を演じる「ヤングシンバ」と「ヤングナラ」には、オーディションで選ばれた道内出身の本田大河君と清水咲良ちゃんがそれぞれ演じる。公演までに横浜などで稽古を積んだという。

 ナラ役を演じた札幌出身の小松加奈さんは「四季での初舞台は2009年東京公演でのナラ役。私にとって思い入れの強い大事な役なので、そのナラで故郷・札幌の舞台に立てることを幸せに感じる。作品の感動をしっかりと北海道のお客さまに届けることができるよう精いっぱい演じたい」と話す。

 チケットは、一般S席=9,000円(子ども4,500円)、一般A席=7,000円(同3,500円)、B席=5,000円、C席=3,000円。9月30日公演分まで発売。

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