札幌のファッションビル「PIVOT(ピヴォ)」(札幌市中央区南2条西4)4階のインテリア・雑貨ショップ「Tink(ティンク)」(TEL 011-219-4611)で3月1日、ペイントモンスター・アートスタジオの作品展が始まった。
同展は、4月15日に「円山インディゴ」(南4条西19)内に移転オープンする同店の閉店セールとして開く。約3年間営業した店の移転について、同店代表の伊藤さんは「ピヴォでは若い世代のお客さまを対象に雑貨をメーンに販売していたが、自分の専門であるリノベーションの需要が多い円山に移転することにした」と話す。
ペイントモンスター・アートスタジオは、イラストやデザイン、スケッチ集の編集、立体作品の制作、映像やコマーシャルの絵コンテ、商品のコンセプトワークなどを手がけるアーティスト集団。同スタジオ代表の伊藤マーティさんは札幌出身のアーティストで、日本人としてアメリカ西海岸などで活動。アートを立体で表現する「アートゥーン」などで知られる。
今回の作品展は、ティンクの伊藤さんが札幌で開かれたアートイベントを通じて伊藤マーティさんと知り合い、意気投合したことがきっかけ。ティンクの伊藤さんは「絵描きは札幌では食べていけないといわれているが、絵描きもちゃんと仕事にできるということを若い世代にアピールし、札幌のアートシーンを盛り上げたい」と意気込みをみせる。
同展では、同スタジオ所属のアーティストらが手がけた原画にフレームを付けて加工したものやフィギュア(アート・トイ)、Tシャツ、雑貨などの作品を販売。期間中、店内に用意したアクリル板で同スタジオ所属のアーティストらが生でペイントを披露するライブペイントも行う。
「ペイントモンスターの原画を使ったフレーム加工作品が2,500円程度という価格で提供できるのは、当店のために用意いただけたからこそ」と伊藤さん。「気軽にアートを楽しめる機会なので、若い世代の人もぜひ足を運んでいただければ」と来店を呼びかける。
営業時間は10時~20時。ライブペイントの、スケジュールは、5日・6日=カオル・ウォーカーさん、12日・13日=阿部真吏奈さん、19日・20日=増田あきこさん、21日・26日・27日=伊藤マーティさん。開催時間はいずれも13時~17時。同展最終日、閉店日は共に今月27日。