札幌のアートギャラリー「CAI02」(札幌市中央区大通西5、TEL 011-802-6438)で11月13日、札幌を中心に活躍する作家10組が集まって「くだらなさ」をテーマにしたこっけいな作品を展示する「くだらない展覧会」が始まった。
参加アーティストで、今回の展覧会のディレクターも務める高橋喜代史さんは「こっけいな作品ばかりを集めた『くだらない展覧会』をやろう――そんな思いからこの企画が始まった。当展は実験ではなく冒険。軽薄に見えるかもしれない、くだけた作品には美術の可能性が潜んでいる」と話す。「美術が持つ多様性や奥深さ、面白みや日常を超えてゆく軌跡を感じてもらえれば」とも。
同展に参加するアーティスト石倉美萌菜さんは、「自分の欲望や願望をさらけ出して表現する」若手画家。岡﨑真哉さんは人気漫画「ナルト」の影響を受けて、忍者やテレビゲームをテーマにした作品を作る。兼田泰成さんは正規の美術教育を全く受けていない独学美術家。キチ谷地川さんは、オチもサビも展開も何もないグダグダの即興パフォーマンスでノープランな寸劇を披露する。Sothepy'sさんは国籍不明、年齢不詳。「ニヒリズムに裏打ちされた」独自の美学を追求するアーティスト。
そのほか、Janet Liloさん、徳田直之さん、進藤冬華さんと植村絵美さんのユニット「二重奏♪」、ぴたぱんさんなどのアーティストが参加する。
開催時間は13時~23時。日曜・祝日定休(17日は臨時休業)。今月28日まで。13日18時30分からオープニングパーティーを開く。