厚真の食材を使ったレストランフェアが現在、センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5)で開かれている。
胆振東部地震で被災した厚真町の復興を支援しようと開催する同フェア。同ホテルは北海道日本ハムファイターズと連携し、同町観光協会の「田んぼのオーナー」制度に2020年から協力しており、同ホテルの調理長らが種まきや田植え、稲刈り体験のほか、収穫した米などを使った料理を提供。料理を通しての復興支援に取り組んでいる。
フェアを行っている館内レストラン「スカイレストラン ロンド」では11月14日、支援に取り組む関係者らによる試食会が行われた。試食会は2022年に続いて3回目。ファイターズの元選手・谷口雄也さんや同町内の生産者らが参加した。谷口さんをはじめ同球団職員も、同町での田植えなどに参加している。
試食会では新米や酒米、ハスカップ、ブランド豚「米愛豚(まいらぶた)」、厚真沖で水揚げされたヒラメなどを使った8品のランチコースを提供。このほか、ホテル内和食レストランから釜炊きご飯が振る舞われた。
谷口さんは「一皿一皿にシェフやスタッフの熱い思いを感じることができ、どの料理もおいしく、感動した。特にハスカップを使った料理の多彩なアレンジされた味わいは格別だった。センチュリーロイヤルホテルの皆さんをはじめ、これまで出会った人との縁を大切に、これからもさまざまな形で厚真の復興を応援していきたい」と話した。
フェアメニューは同ホテル内の各レストランが提供。11月30日まで。