ビルの空きスペースや工事現場の壁を活用した街の美術展「サッポロ・パラレル・ミュージアム2023」が2月4日から、札幌市内中心部6会場で始まる。
札幌駅前通の街中とウェブサイトの2カ所同時にアート作品を展開する同展。駅前通沿道事業者、札幌市などが連携して都心部の新たなにぎわいを創り出し、世界に向けてメディアアーツ都市・札幌(2013年ユネスコ創造都市ネットワーク加盟)を発信する事業の一環として行う。
2回目の開催となる今回は、コロナ禍で失われた街の回遊性を高めるため、札幌駅前通りにある5施設でアート作品を展示する。会場は、赤レンガテラス(札幌市中央区北2西4)5階、大丸札幌店(同北5西4)1階・6階、札幌駅前通地下歩行空間「チ・カ・ホ」(同北1東)憩いの空間、sitatte sapporo(同北2西3)地下1階、ヒューリック札幌ビル(北3西3)仮囲い。
作家は、大橋鉄郎さん、沼田侑香さん、藤倉麻子さん、山下拓也さん、山本雄基さん、巴山竜来さんが参加する。
「札幌駅前通まちづくり」広報担当者の赤坂文音さんによると、今年は展覧会をより楽しんでもらうため、オリジナルグッズと交換できるスタンプラリーや、札幌のクリエーターのグッズなどを展示・販売する「パラレル・ミュージアム・ショップ」(2月4日・5日、10日・11日・12日限定)も展開するという。
赤坂さんは「『まちなか(=街中)』とウェブサイト、どちらの作品も楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は11時30分~19時30分。会場の営業時間により作品を閲覧できる時間は異なる。2月12日まで。