冬のアクティビティが体験できる「滝野スノーワールド」が12月23日、国営滝野すずらん丘陵公園(札幌市南区滝野)で始まる。
毎年冬季のみ開催する同イベント。400ヘクタールの園内には、そりゲレンデやなだらかなスキーゲレンデ、歩くスキーコースなどを用意し、各所で雪や寒さを生かしたさまざまなアクティビティーを提供する。
最も人気という「チューブそり」は、長さ200メートルのゲレンデ最大6コースを用意。チューブそり、プラスチックそりは無料で貸し出す。雪の上を歩きながら自然を楽しんでもらう「スノーシュー」は、「滝野の森ゾーン」「カワガラスコース」「アカゲラコース」の3つのコースを用意。「歩くスキー」では、初級のコースから起伏の多い上級コースまで、レベルの異なる6つのコースをそろえた。
園内渓流ゾーンにある「鱒見(ますみ)の滝」や「日本の滝百選」にも選ばれた「アシリベツの滝」では、滝のしぶきが凍る「氷瀑(ひょうばく)」という現象が見られる。12月下旬から凍り始め、日が差す11時から14時までが見頃という。
滝野管理センター広報担当者の関本夏輝さんは「札幌市内中心部よりも標高が高く、気温が低いので、寒い場所ならではの景色を見ることができる。北海道の長い冬を楽しんでほしい」と話す。
開催時間は9時~16時。3月31日まで。