上映会「お寺シネマ」が11月26日、覚王寺(札幌市北区麻生町)で開催される。
お寺の本堂で映画を鑑賞する同イベント。上映作品は、SDGsに関連した貧困、労働、差別、ジェンダーなどの社会派作品を「キノマド」が選ぶ。
4回目の開催となる今回は、パキスタン出身の男性コメディアンとアメリカ人女性のカップルが、結婚に向けて文化の違いによる数々の障壁を乗り越えていく様子を、実話を元に描いたコメディードラマ「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」を上映する。
「キノマド」の田口亮さんによると、今回の上映作品はクロスカルチャー(異文化理解)がテーマという。田口さんは「ストーリーは主演のクメイルさんと脚本のエミリーさんに実際に起こった出来事ということでさらに驚き」と言い、「深いテーマでありながらジャンルとしてはロマンティック・コメディーなので気軽に楽しんでもらえる内容」と説明する。
上映会では、覚王寺の住職による映画法話も行い、仏教視点で見た同作品を解説する。チケット売り上げの一部は、来場人数に応じてこども食堂へ寄付する。
田口さんは「寺の本堂での貴重な映画体験をぜひ楽しんでほしい。住職による法話にも期待してもらえれば」と呼びかける。
上映開始時間は、1回目=13時、2回目=16時30分(各回20分前受け付け開始)。料金は1,600円。