創伸建設(札幌市豊平区)とパン店「どんぐり」(白石区)がコラボした冷凍パンの自動販売機が現在、札幌市中央区の建設現場に設置されている。
設置場所は、「マルヤマビルプロジェクト」建設現場(南1西27)敷地内。今回建設現場に設置した目的は、建設従事者にとって働きやすい環境をつくると共に、建設現場の可能性や価値を高め、建設現場の印象を明るく前向きなイメージに転換するためだという。
自動販売機は、現場従事者のほか、一般の通行人も購入できる。訪れる人に建設現場を「もっと身近に感じてほしい」という思いも込められている。
販売する商品は、「どんぐり」の閉店時に店頭にあるパンを組み合わせて冷凍した「もったいないBOX」。ランダムに入ったパン(3個入り=500円)と、「ちくわパン」(同)の2種類を用意する。冷凍すれば日持ちもよく、フードロス削減にもつながる。
管理部長の妹尾聡さんは「現場の方にも喜んでもらい、売れ行きも好調」と話す。「今回初めての取り組みだったが、多くの賛同の声や好評を得られ、大変うれしく思う。さらなるフードロスの削減や建設現場の価値を高められるよう、この取り組みの展開も検討している」とも。
設置期間は2023年3月末まで(予定)。