「YUMIKO HIGUCHI WORLD OF EMBROIDERY 樋口愉美子 刺繍(しゅう)の世界展」が10月7日から、マリヤ手芸店(札幌市中央区北1西3)3階マリヤギャラリーで開催されている。
樋口さんは、動物や草花の色彩豊かな刺繍作品を生み出し、世界的に人気を博している刺繍作家。「刺繍糸で愉(たの)しむパンチニードル」、「季節のステッチ」、「WOOL STITCH」など、著作も多数刊行している。
北海道初開催となる同展では、樋口さん自身の手による刺繍作品の展示に加えて、世に出回ることの少ない貴重な刺繍作品原画を展示。水仙、薔薇、紅葉など四季を彩る草花と、美しく舞い遊ぶ小鳥があしらわれた12カ月の刺しゅうシリーズや、「ボタニカル」をテーマにしたタペストリーウール刺繍作品などが見られるほか、刺繍キットなどの販売も行う。
マリヤ手芸店社長の松村耕一さんは「丁寧な手仕事を楽しむ日本の文化は世界一。作品や原画の展示とキットや書籍の販売会も行うので、センスあふれる樋口さんの刺繍の世界をぜひ楽しんでほしい」と話す。
開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。会場の感染症対策として、常時換気・高性能空気清浄機や消毒アルコールの設置を行う。10月12日まで。