風間雄飛(かざまゆうひ)さんの個人展「やまいろ」が現在、札幌グランドホテル(札幌市中央区北1西4)1階グランビスタギャラリーサッポロで開催されている。
風間さんは、北海道を拠点に活動している版画家。記憶の姿をテーマに、主に版表現を用いた平面作品を制作している。淡く優しい色づかいで、山や人物などを表現している。
同展では、移ろい遠ざかる記憶の姿をテーマに、風間さんの独特なタッチで表現したさまざまな版画作品を展示する。風間さんは「古い記憶が、少しずつピントがずれていくように輪郭を失い、色あせ、曖昧で不確かなものになっていく、そうした儚い記憶の姿を表現したい」と話す。今回の会場では山をテーマにした版画作品を展示。
同ホテルは、展覧会を通じて、多くの来館者に北海道のアートや芸術文化に自由に触れてもらい、ホテルを介して地域と市民、文化の新たな繋がりを創造し、市民生活への貢献を図るという。
開催時間は11時~19時(平日のみ、最終日は17時)。入場料は無料。7月14日まで。