京王プレリアホテル札幌(札幌市北区北8西4)6月1日から、北海道大学で生まれた「北大牛乳」を活用したメニューを朝食会場で提供する。
同ホテルでは、これまでも料理長自ら生産地を訪れ、目利きした北海道産の食材を洋風にアレンジしたオリジナルメニューを提供する一方で、生産者が抱えるさまざまな課題にも触れてきた。課題解決に向けて、利用者に北海道食材の新たな一面を知ってもらい、生産者の応援にもつなげていく体験型プロジェクトの始動を決めた。
プロジェクト第1弾は、「北大牛乳」とのコラボレーション。両者が徒歩1分の近さにあることと、「北大牛乳」ブランドの向上を目指す北海道大学との思いが合致し、実現したという。
北大牛乳は、北海道大学で研究用に飼育されている牛から絞った牛乳で、冬は大学内で作られるトウモロコシや干し草を餌にするため、濃厚な甘みがある。夏は、大学内の草原で放牧され、牧草を餌に育つため、爽やかな後味になるという。
同ホテルは今回、北大牛乳を洋風にアレンジし、北海道の農場の牛と牧草ロールをイメージした「牧場(まきば)ロールケーキ」と、北大牛乳の白さを生かし新玉ねぎと合わせた「白いスープ」を朝食ブッフェで提供する。
同ホテル料理長の成田公洋さんは「季節ごとに味が変化する北大牛乳の特長を生かした2品となっている。ぜひ召し上がっていただくとともに、(北大で)放牧されている牛たちも見て、新鮮さを体感してほしい」と話す。
営業時間は、6時~11時(ラストオーダー10時30分)、料金は、大人(13歳~)=1,980円、子ども(6~12歳)=990円、幼児(~5歳)=無料。朝食は、宿泊者のみ利用可能。