猫を題材にした美術品を集めた展覧会「藤沢市所蔵 招き猫亭コレクション 猫まみれ展 MAX」が2月27日から、北海道立近代美術館(札幌市中央区北1西17)で開催される。主催はテレビ北海道、北海道立近代美術館、北海道新聞社。
同展は、猫の美術品を収集する謎のコレクター・招き猫亭さんが40年にわたって収集してきた油彩画、日本画、版画、浮世絵、彫刻、陶磁器など展示作品約350点を紹介する。江戸時代の浮世絵師・歌川国芳から、19世紀末パリの画家・スタンラン、日本近代絵画史に名を残す竹久夢二、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、岸田劉生から 現在活躍する横尾忠則、籔内佐斗司、山本容子まで、個性豊かな作家たちの作品が並ぶ。
このほか会場では、展示作品グッズや出品作家関連グッズをはじめ、猫グッズ、文房具、猫をモチーフにしたハンドメード作品を販売する特設コーナーや、親子で作る「ネコバッグ」制作体験(親子ペア参加費500円)なども用意する。
学芸員の齊藤千鶴子さんは「コレクター・招き猫亭氏の『猫アートにかける情熱』と『猫への深い愛情』こそ、猫まみれ展の見どころ。作品数約350点、作家数約150人と、かつてない規模で『猫まみれ』になれる展覧会なのでぜひ」と呼び掛ける。
開館時間9時30分~17時(入場は16時30分まで)。観覧料金(平日)は、一般=1,100円、高校生・大学生=600円、小学生・中学生=300円ほか(詳しくはホームページを要確認)。4月4日まで。