北海道コンサドーレ札幌の正ゴールキーパー菅野孝憲さんが、個人による地域児童への貢献活動の一環として、札幌市立札幌豊明高等支援学校及び札幌市立札幌みなみの杜高等支援学校のサッカー部生徒と12月24日、交流企画を行った。
同企画は「自身のなりわいとするサッカーを通して、地域の子どもたちの未来に貢献したい」と個人で地域交流を続けてきた菅野さんが、「広く障がいの有無にかかわらず交流を拡大していきたい」と知人を通し、札幌圏で福祉関係者の支援を手掛けているMental-Consul代表の相内雄介さんに打診して実現した。
本年度、両校サッカー部ないし学校全体が、コロナ禍による影響は小さくなく、元気をなくしている生徒も多いという。当日は16時からズームを使って交流が行われ、菅野さんから生徒たちに励ましのメッセージとサプライズプレゼントが送られた。交流会は約30分行われ、豊明高等支援学校と札幌みなみの杜高等支援学校の生徒らが自由に質問を行った。子どもたちは終始笑顔で、会場は盛り上がった。交流会が終わった後、生徒たちからは「とても緊張したけれど話せてうれしかった。次は会えるともっとうれしい」と声が上がった。
菅野さんは特別支援学校の生徒と交流したことについて「毎回私が力をもらってしまっている。交流を継続することに意味があると思っているので、今後もできることがあるなら続けていきたい。大人は子どもにとって未来の指標的な存在。グラウンド内外を問わず、自分にできることはやっていきたい」と話した。