札幌市補助事業の「元気ショップいこ~る」(札幌市北区北6西4)で7月14日、札幌市立大学大学院デザイン研究科人間空間デザイン分野の学生らによる集客アイデア提案のための見学会が行われた。
元気ショップいこ~るは、全道各地の障がいのある人が作るパンや菓子、クラフト雑貨などを展示・販売している福祉のアンテナショップ。昨年30周年を迎えたことを機に、同9月に店舗デザインを刷新するリニューアルを行った。
同店プランニングプロデューサーを務めるMental-Consul代表の相内雄介さんは、「昨年のリニューアルによって、これまでJR札幌駅西口構内で風景化してしまっていた課題が解消され、多くの人の目に留まる店舗となった。次のステップとして客層の拡大に着手するため、札幌市立大学の学生さんに同世代である若年層の集客アイデアを提案してもらう連携企画を打診した」と話す。
アイデア提案は、札幌市立大学大学院の授業の一環として行われるが、リニューアルデザインを担当したSS計画代表の酒井秀治さんは「既存のデザインに遠慮することなく若い感性でどんどんアイデアを出してほしい」と話す。8月中にリモートでアイデアコンペが行われ、優秀なアイデアは実際に同店運営に採用されることになる予定。