「大丸藤井セントラル」(札幌市中央区南1西3、TEL 011-231-1131)で5月10日、「北海道 画材ユーザーショー2019」が始まった。
同店で初めて行う画材に特化したイベントに、国内外の画材・額縁メーカー23社がそろう。7階スカイホールをメイン会場に、3階・4階イベントスペースに、画材の総合メーカー、油絵の具、アクリル絵の具、日本画用絵の具、色鉛筆、マーカー、筆・はけ、スケッチブック、画材用紙、額縁を扱う専門メーカーのブースが用意され、さまざまな画材をその場で試すことができる。
メーカーと企画した限定商品の販売や、日本画体験、油絵入門講座、篆刻(てんこく)印づくり、「すみぬりえ」のワークショップ、オリジナルスケッチブック作製イベントなども行う。
札幌大谷大学が研究とパッケージデザインを行った「エゾニカワ」も紹介。道内で有効利用が模索されているエゾシカを原料に、一切薬品を使わずに製造した和膠(にかわ)を製造したという。
メイン会場では、道内で活躍する水彩画家、札幌市出身イラストレーター、美術大学を卒業し現在同社に勤務する社員がライブペイントを行うイベント、学生や一般参加者によるライブペイントバトルも予定する。
販売支援課 課長の石井基裕さんは「札幌のアート文化の発展のために企画した。北海道では画材ユーザー向けのイベントは少なく、お客さまと画材メーカーが直接接点を持つ機会がなかなかない。学生時代に学校で絵を習っても社会人になってから遠のいている方も初心者も楽しめるイベントを用意した。直接画材を見て、触って、体験できるイベントで、絵に興味を持っていただくきっかけになれば」と話す。
開催時間は10時~19時(最終日は18時まで)。今月11日まで。