JR北海道は6月13日、札幌圏で初のICカード型乗車券の導入開始時期を当初予定の2009年度から2008年秋の予定に変更したほか、カード名称、イメージキャラクターの決定を発表した。
カード名称は「Kitaca(キタカ)」。「JR北(キタ)海道のICカード」から命名した。イメージキャラクターには、北海道全域だけに生息するリス科の「エゾモモンガ」を採用する。
導入エリアは、函館本線の小樽~札幌~岩見沢、千歳線の札幌~新千歳空港~苫小牧、学園都市線の札幌~北海道医療大学の無人駅を含む札幌圏55駅。
カードは、JR東日本で既に導入している「Suica」と同じシステム。カードを自動改札の読み取り部にタッチするだけで通過でき、パスケースに入れたままでも読み取り可能。事前に自動券売機で入金(チャージ)し、繰り返し利用できる。発行時に預かり金500円が必要。定期券は紛失時に再発行も可能。
「記名式」や「子ども用」カードの導入は検討中で、将来的には「『Suica』との相互利用を目指す」(JR北海道担当者)という。