道産食材のイタリアンジェラート移動販売店が「きたキッチン」に出店

アメリカ製のビンテージエアストリームを改造した、シルバーが特徴の移動販売車。

アメリカ製のビンテージエアストリームを改造した、シルバーが特徴の移動販売車。

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 札幌で本格イタリアンジェラートの製造・販売を手がけるセイウニカ(札幌市清田区6)は6月20日から1週間、丸井今井札幌本店の「きたキッチン」にジェラート店「レ・ディ・ローマ」を期間限定出店する。

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 昨年5月設立の同社は、道産食材をふんだんに使用した本格イタリアンジェラートを自社で製造、インターネット販売や札幌市内中心に移動販売を行う。道産の乳製品や野菜、スイーツなどのセレクトショップ「きたキッチン」の地産地消の発想が同社と一致し、今回の出店が決まった。

 同社のイタリアンジェラートは乳脂肪分が少なく、新鮮な牛乳や野菜、果物などを使用して素材のおいしさを生かすのが特徴。食材は、ほとんど流通することがない完熟の農産物を農家から直接買い付けるほか、チョコレートはベルギー産、コーヒーやピスタチオはイタリア産、製造機はイタリア製のものを使用するなどのこだわりを持つ。

 メニューは現在約70種類で、常に道産食材を使用した新商品を開発している。きたキッチンで販売するのは、定番の北海道ミルク、とうもろこし、豆乳、はっかミルク、小豆など10数種類を予定している。価格は265円でカップの販売のみ。

 固定店舗でなく移動販売にしたのは、「決まった場所にお客様に来てもらうより、自分からお客様のほうに出向き、いろいろな人に知ってもらいたかった」と同社増谷尚紀社長。移動販売のメリットは、気軽に購入できるため男性客にも好まれ、購入客の半数は男性という。移動販売ではカップ・コーンが選べ、シングル・ダブル(350円)、トリプル(450円)を用意している。営業は通常4月末~9月末。札幌近郊のイベントやショッピングセンターなどに出店している。

 イタリアでジェラート作りを学んだ増谷社長は「食材の味がストレートに伝わる本格的なイタリアンジェラートを北海道の人に伝えていきたい」と話している。

レ・ディ・ローマ

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