ボクシングジム「札幌清拳ジム」(札幌市清田区北野3条2)に所属する2人の女性ボクサーが12月20日~24日、長崎県立総合体育館(長崎県長崎市)で開催されていた第17回全日本女子ボクシング選手権大会でそれぞれ準優勝と3位に輝いた。
シニア・フェザー級に出場した主婦の北川おり絵さんは、準決勝で前年度の優勝者を破って決勝戦へ進出。2018国際ボクシング協会世界ユース選手権大会で銅メダル、2017年全日本高校女子選抜大会で優勝経験を持つ高校生ボクサーの入江聖奈さん(鳥取県)と優勝を争った。
シニア・ライトウェルター級に出場した北海道教育4年の紺野佳苗さんは、今回が全国大会初出場。準々決勝で10回大会と11回大会で優勝経験がある小倉真由美さん(千葉県)に5-0で判定勝ちしたが、準決勝で0-5で判定負け。対戦相手の大学生の田口綾華さん(兵庫県)が決勝へ進み、優勝した。
同ジム代表での全国女子北海道の選任コーチとして同行した田中康行会長は「2人ともいい立ち合いで接戦の末勝ち取ったメダル。北海道の女子ボクシング界において大きな成果を上げた。北川さんは今回で選手を引退するが、紺野さんは次の試合にこの経験を生かして、十分優勝を狙える」と手応えを確かめていた。