札幌のイベントスペース「ATTIC」（札幌市中央区南3西6）に4月25日、市民有志が運営する一夜限りのバー「garret bar」がオープンし、クリエーターや会社員、大学教授など幅広い客層が集まった。

　店は、ATTIC運営スタッフを含めた市民有志が企画。さまざまなジャンルや世代の異なる人々の交流を図るため、誰でも立ち寄りやすいバー形態で展開した。今回の出店は、3月の初出店に続き2回目。3月の出店時には約80人の集客があったが、店内は満席状態で混乱が続き、入店を断るケースもあったという。

　店内では、ビールや日本酒、焼酎など約20種類のドリンクと、いなりずし、マーボー豆腐、キッシュ、レバーラテの4種類のメニューを提供。店内に設けたスクリーンには、札幌を中心に活動する映像作家・古跡哲平さんによる映像作品が映し出された。

　利用客の約半数は1人で来店。店内のあちこちで、名刺交換や自己紹介をする姿が見られ、新たな交流が生まれていた。今回は、「ゆっくり楽しんでもらいたい」と事前の告知人数を制限し、約40人が来店。19時のオープンから大きな混乱もなく落ち着いた雰囲気のまま、翌3時に営業を終了した。

　運営スタッフ担当者は「今回は老若男女さまざまな人が集まり、初めて会った人同士でも仲良く会話してる人が多く、こういう機会を今後も増やしていければ」と、次回は5月末ごろを予定している。

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