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札幌に「波佐見焼」食器の移動ストア、長崎の女性工房作家が限定出店

ドット柄のラーメンボウル

ドット柄のラーメンボウル

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 日本でも有数の食器生産地である長崎県波佐見町にある「松原工房」(長崎県東彼杵郡波佐見町)が11月1日、「Brown books cafe(ブラウンブックスカフェ)」(札幌市中央区南3条西1、TEL 011-221-6333)のミニギャラリーで移動ストアを開く。

長崎県波佐見町にある松原工房の直営店

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 広さ約6.3平方メートルのギャラリーで、職人が1つずつろくろで手作りしたストライプやドット柄のシンプルなデザインのカップ、皿、ボウル、ご飯茶わんなど、約30種類500点の日用食器を展示・販売する。2,000円台の食器を中心に、箸置きやスプーンなどの小物も用意する。

 移動ストアを開くのは今回の札幌が初めて。デザインと絵付けを担当する奥田容子さんと、ろくろ師の太田祐子さんが佐賀県有田町で出会い意気投合して2008年に独立。波佐見町に同工房を設立した。これまで同町にある直営店とネットストアで販売してきた。今年で設立6年目になり「工房にいるとよその街の人とほとんど会わない。波佐見町に拠点を置きながら、直営店の雰囲気をそのままに、いろいろな街の人に会いに行こうと思った」と代表の奥田さん。

 「北海道が大好きで、札幌のカフェ文化にも憧れていた。初めての移動ストアは札幌でやりたい」と決心して、今年の夏に下見のために札幌を訪れた。今回、移動ストアを開くカフェは、奥田さんがかねてファンだった店で、移動ストアの話を自ら持ち込んだという。

 「松原工房の食器は女性を応援する器。4人のスタッフも全員女性。ちょっとしたおかずを皿に乗せるだけでも楽しくなったり、カップを見て元気になったり、後片付けも楽しくなるようなポップなデザインと優しい感触を心掛けている。作家手作りのオリジナル食器は高いイメージがあるが、普段使いを意識して価格を抑えている」と自信を見せる。

 時間は12時~21時(最終日は19時まで)。同4日まで。

 2日には越山計画(札幌市中央区北2条西3、TEL 011-205-0161)で、奥田さんが、食器を見るときのコツや買い方、日用食器の歴史など、生産地ならではの食器レクチャーも行う。入場無料(ワンドリンクオーダー)。時間は19時30分~21時。

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