札幌・JRタワーの「島村楽器 ステラプレイス店」(札幌市中央区北5西2、TEL 011-209-5230)で10月27日、「→Pia-no-jaC←(ピアノジャック)」のHIROさんによるカホンクリニックが開催された。
→Pia-no-jaC←は、ピアノを担当するHAYATOさん、カホン(箱型の打楽器)を担当するHIROさん2人組みのインストゥルメンタルユニット。ジャズ、クラシック、ロック、パンクなど、あらゆるジャンルの音楽を独特の感性で表現する楽曲は、ファンだけでなくミュージシャンからも高い支持を得ている。
今月11日、HIROさん監修の下で作成した初心者~経験者に向けたカホン教則本「ロックを叩け」(シンコーミュージック・エンタテイメント)の発売を記念して開催された同クリニック。「カホンの魅力をより知ってもらいたい」というHIROさんの思いの下で企画される全国クリニックツアー。参加定員は15人の少人数制。「参加していただいた人の音をしっかりと聞けたり、一人ひとりにアドバイスできるようにしたかった」とHIROさん。
当日は、HIROさん手作りのプリントの内容に沿い、叩き方、8ビートなどの基本について90分の講義を行い、最後は参加者全員でセッションを行うなど「大成功」を収めた。
「お手本も少なく、日本でも歴史の浅い楽器。王道っていうパターンが合ったり『ど迫力』の音が鳴らせる楽器ということを違った角度で伝えられたらなと思う」とHIROさん。「少人数でやることでわかりやすく、思い出にも残る経験にもなると思うので、機会があれば今後も続けてみたい」と意気込む。
5周年を迎える来年のツアーに関しては「この5年、『挑戦挑戦』でやってきてあっという間だった。→Pia-no-jaC←にとってはずっと挑戦がテーマだったので、これからもそういう気持ちを大事にしたい」と話し、「『ここでしかできないライブ』というのを意識して、決めごとなどを少なくしてその場で合わせてみようという感じで進めるライブ。観客の方も参加して楽しめる、一緒に音楽を楽しめる感覚を味わってもらいたい。ぜひライブならではの雰囲気を体感して下さい」とも。
全国ツアー「JACKPOD TOUR2013」の詳細はホームページで確認できる。