札幌グランドホテル(北1西4)で5月28日、劇団四季が北海道四季劇場(札幌市中央区大通東1)で9月下旬から公演する作品「マンマ・ミーア」の製作発表会見が行われた。
同作は、1970年代を代表するスウェーデン出身のポップスグループ「ABBA」のヒット曲22曲で構成されたロンドン発のミュージカル。1999年の上演以来、世界325都市で5000万人を動員する人気ヒューマン&コメディー。エーゲ海の小島を舞台に、主人公ドナの娘・ソフィは人生を満喫しながらも「自分の父親が誰か分からない」という悩みを抱え、ドナに内緒で「父親候補」と思(おぼ)しいサム、ビル、ハリーの3人を式に招くが、それがきっかけとなり生じたさまざまな混乱、それぞれの葛藤などをコミカルに描く。北海道で同作を上演するのは今回が初。
会見には、ドナ役を演じる樋口麻美さんと、ドナの昔の歌手仲間「ドナ&ザ・ダイナモス」のターニャ役を演じる八重沢真美さん、ロージー役を演じる青山弥生さんらが登壇し、ABBAのヒットナンバー「ダンシング・クイーン」と共にダンスを披露した。
樋口さんは「ABBAのヒット曲が魔法のようにちりばめられ、見終わった後に誰もがハッピーになれる。コメディーかつハートウオーミングなストーリーなのでみなさんの心が温かくなるよう精いっぱい演じたい」と話し「ABBAを知る世代の方々は思いでも重ねて楽しんでいただければ」とも。八重沢さんは「ポジティブで愛にあふれた作品。登場人物の心情など共感できる部分も多いと思う」、青山さんは「久しぶりに会っても変わらない友情を描いた部分などは見どころ。パワーにあふれた女性の姿を楽しんでほしい」とそれぞれ作品について語った。
チケットの一般販売は7月22日から。S席=9,000円、A席=7,000円、B席=5,000円、C席=3,000円。