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札幌のアーティストらがチャリティーイベント-自粛ムード打破もテーマに

「Sapporo Art for Japan !」に出演するゴスペルシンガー「KiKi」さん

「Sapporo Art for Japan !」に出演するゴスペルシンガー「KiKi」さん

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 格闘技イベントの運営・興行・人材育成、地域密着の参加型イベントなどを企画する「道志プロジェクト」(札幌市中央区北5条西5)は4月29日、三井アウトレットパーク札幌北広島(北広島市)で東日本大震災の義援金チャリティーイベント「Sapporo Art for Japan !」を開く。協賛は、広告代理業のノースユナイテッド(白石区)と飲食業を営むゼラーレ(中央区)など。

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 主に札幌を中心に活動するアーティストらによるチャリティーステージを行う同イベント。義援金を集めるチャリティー企画として開催するだけでなく、「北海道の『自粛ムード』を打破し、北海道から笑顔を全国に発信することを目的にしている」という。

 イベントは、自身も乳がんと闘いながら札幌を拠点にピンクリボン活動などを行うゴスペルシンガー「KiKi」さんと、KiKiさんの夫で、シンガー・ブライダルプロデューサーとしても活動するウィリー・ゲイリーさんによる音楽ステージをメーンに行う。

 KiKiさんはアメリカでボーカルトレーニングを受け、教会に通いながら黒人音楽の原点でもある「ゴスペル」に生で触れ、それがきっかけでソウルやR&Bなどを歌うようになった。シンガーであると同時にゴスペル指導者としても活躍する。2004年、自身が乳がんを発症したことからピンクリボン活動に賛同し、現在も活動を続けている。

 「私の好きなゴスペルソングに『Worst is over, and the best is yet to come(最悪なことは過ぎ去った。あとはこれから来るであろう最高なことを待つのみ)』という歌詞があるように、必ず今の状況からよい方向に向いていき、その先には希望があると信じている」とKiKiさん。

 イベントではそのほか、アメリカ・ロサンゼルスにあるマジックの殿堂「マジックキャッスル」のマジシャンズメンバー「きどこうたろう」さんによるマジックショーや、札幌・大通公園や狸小路で「ゴミ拾い侍」としても活動するパフォーマンス集団「一世一代 時代組」によるライブ・殺陣なども予定。

 メーンMCは、札幌を拠点に活動するお笑いグループ「札幌スーパーギャグメッセンジャーズ」のリーダー佐々木拓大さんが務める。

 同イベントをプロデュースしたノースユナイテッドの高橋廣行社長は「今回の未曽有の災害に対して、皆さんも『自分に何ができるか』ということを考えていると思うが、いわゆる『自粛ムード』ではなく、被災地の方たちと『どうつながるか』ということを考えるきっかけにしていただければ」と話す。

 開催時間は13時~15時。参加無料。募金箱に集められた義援金は日本赤十字社を通じて被災地に寄付される。

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