円山動物園(札幌市中央区宮が丘)で4月17日、札幌グランドホテルが始める「円山動物園を応援するプロジェクト」の記者会見が開かれ、第1弾として同園の双子のホッキョクグマ(以下、白クマ)の赤ちゃん誕生を祝い「白クマふたごパン」を発売が発表された。
開発段階から同園酒井園長や職員が試食・監修した同商品は、北海道産の小麦粉を使用し、チョコレートとキャラメルクリームの2種類が入る。今月20日から、「円山動物園監修・公認」のパンとして同ホテル1階「ノード43°ザ・ベーカリー&ペイストリー」で販売が始まった。
会見で、酒井園長は「本物のホッキョクグマツインズも本当にかわいいが、それに負けず劣らずパンもかわいい。ホッキョクグマともどもパンも、皆さんにかわいがっていただければありがたい」と話す。
併せて、同ホテルでは1階ロビー「アートステージ」で「白クマ写真展示」を行うほか、レストラン「ノード43°」で「白クマデザートコーナー」を4月29日より展開する。「観光で訪れているお客様に『札幌にもこういう動物園がありますよ』ということを広く告知し、集客を応援したい」と同ホテル担当者。
価格は1個222円で、白クマの生態を解説するPOPを展示している。「地元市民にも白クマの成長が伝わっていくように、POPも成長に合わせて対応してきたい」(同)とも。売上金の一部を、同園の白クマのえさ代として贈呈する予定。